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Jan 15, 2017
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テーマ:読書(8559)
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以前、紹介した「行動が人生を動かす」のD・K.レイノルズの著作。

「森田療法」と「内観療法」をベースにしたレイノルズの手法が具体例をまじえて書いてあります。

今回もわかりやすく、しかも実践的で即効性があります。ここんとこ話題の「マインドフルネス」にも通ずる内容なので、その辺に興味があるかたにもいいかもです。


以下、備忘録。


  • 備忘録ブログ用.jpg

感情は再び刺激しなければ時の経過とともに薄れる



不快な感情を早く消そうと、安定剤などの薬物やアルコールに頼ってしまう人たちがいます



何事に対しても、批判的な見方をする人は誤解が重なり、そのうちに自己イメージすら否定的になってしまいます



不安は個人の内面からわいてきます。私に何が起こっているのか、私は一体どうなるのかというように、自分の内面ばかりに焦点が当てられるために不安が起こるのです。それがこの世でいちばん重要であるかのようにとらえてしまうのです。
中略
神経質症の人は、基本的に注意が自分の内面に向いています。そのとこは不安を駆り立てる原因となります。ですから感謝に注意を向けさせる行動は逆に神経質症を軽減させるのです。



多くの人は行動せずに心の中で現実を明らかにしようとします



私たちの現実の世界は、感情よりも行動することによって築かれています。安定した生活とは、その人の行動、とりわけ目標のはっきりした行動によって生み出されていることは確かです。



内気になったり自己批判的になったとしても、行動に注意を払い、目的に向かって努力すればこうした性格はだんだん減少していくのです。最終的には過去に悩んでいた神経質な自分自身に感謝するようにもなるでしょう。なぜならそのことが今の素晴らしい生き方をもたらしてくれたからです。



栄えある勝利は負戦を受け入れることにあり、負けても何度でも挑戦することにあるのです



人に笑われるのが嫌だ、人に負けたくない、偉くなりたいと考えるのは、誰も同じである。これは人間のごく自然な欲求である。
(森田)



ある人が、仏教は欲望を取り除くことを目的としていると書いていますが、私はそのようには思いません。そのようなことは不可能だからです。仏教における一つの目的は「建設的な生き方」もそうですが、私たちの生活がある特定の欲望によって支配されることを避けることにあるのです。



多くの人たちは自分たちの感情に恐れを抱いているようです。そしてなるべく自分に心地よい、なじみのある感情以外は避けて通ろうとします。



人は悲しいから泣くのであろうか、それとも泣くから悲しいのであろうか。泣くという身体的変化は、同時に悲しいという感情を引き起こすのだから、どちらが先でどちらが後という関係のものではない。同一のものの二つの面である。
(森田)



その時その時の行動を変えていくことで、その人の性格も変わってきます。その変えられた性格が新たな未来を切り開きます。



ストレスの少ない生活は、人生における満足も低くさせるのです



我々人間は生きているかぎり、不安に直面せざるをいない。普通の人は、不安を感じながらもそれに具体的に対処している。(森田)



どんなことでも、一度にできるのは一つ



心理学を深く学んでも、心身の痛みや苦しみを取り除くことはできません。むしろ、その苦痛の部分に自分の意識がますます集中されてしまうことでしょう。




「どんなことでも、一度にできるのは一つ」

当たり前のことですが、普段忘れてしまいますよね?何かをしながら、次のことを考えるクセがついているというか・・・。これだといつまでたっても「今」を生きられないですもんね~。

「考える」ことは素晴らしいと思っていたのに、それが悩みの原因になるとは、なんと皮肉な・・・。




それでは・・・・。


 






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Last updated  Jan 15, 2017 10:22:29 PM
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