テーマ:読書(8247)
カテゴリ:「うつに効く本」の書評
タイトルだけ見ると、ちょっとスピリチュアルな感じがしますが、内容はアカデミックです(笑)。 著者は精神科医の勝久寿さん。森田療法をベースに認知行動療法を取り入れた治療方法が紹介されています。 森田療法の本を何冊か読まれたかたには、新鮮味がないかもしれませんが、質問に答えていくワークがあるので、かなり実践的ではあります。 ステップ1 何に不安を感じていますか?(今の不安に気づく) ステップ2 なぜ、その不安を感じていると思いますか?(本来の願望を知る) →最大の不安を反転させて「本来の願望」を知る ステップ3 「自分の現実」と「周囲の現実」はどうなっていますか?(2つの「現実」に目を向ける) ステップ4 目的を実現するために「できること」を考えましょう(「具体的な行動」を考える) 各質問に答えていくのですが、キモはステップ2でしょうね~。不安の理由を反転させて「本来の願望」を知るってところでしょうか。 理屈では当たり前のことなのですが、改めて“書く”ことで頭の中が整理されるということのようです。 かなりへヴィに落ちている人には、書くという作業自体が厳しいかもしれませんが、モヤモヤして不安にさいなまれている状態には効きそうです。 変わった切り口の森田療法を学びたいかたにはおススメです。 ほんでもって以下備忘録です。
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Last updated
May 15, 2018 09:50:59 PM
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