テーマ:読書(8199)
カテゴリ:おっ! なかなかためになる本
著者は“年間5000本の論文を読む”という鈴木祐さん。 「いつ仕事を失うかもしれず、福祉システムもあてにならない今日では、自分の肉体こそが最高の資産」 ということで、筆者が“一生モノの健康法”として勧めるのが“パレオダイエット”。 「カロリーは足りているのに食欲が止まらず、長生きするようになったのに健康状態は悪くなり、たくさん食べ物が手に入るのに栄養は足りず、娯楽にあふれているのに毎日が楽しくない・・・」 そんな矛盾を解決するのがこのダイエット法らしいです。 ただ単に、体重を減らすということではなく、“健康”にスポットを当てた素晴らしい本です。 学びの多い1冊でした。 ほんでもって備忘録です。 2016年コペンハーゲン大学の実験 食欲を減らすホルモン(GLP-1とPYY)が体内に増えるまでは、およそ1年かかった・・・。 中略 新しい体重に体が「適応」するまでに1年は必要なことを示している。 加工食品には、現代科学の最先端がつめ込まれています。 中略 消費者のセットポイントを狂わせ、中毒性を高めるためのしかけが施されているのです。※セットポイント・・・体重をキープするしくみ 「われわれの大脳辺縁系は、糖分、脂肪分、塩分(自然界では貴重なエネルギー源だ)に目がない。なら、これらが入った製品をつくればいい」お菓子の製造で有名なクラフトフーズ社 加工食品によって脳が暴走したせいで、カロリーを取り過ぎてしまうから太る 食品選び 原材料がどんな形をしていたのか分からない商品はさける プチ断食こそが自然本来の姿 中略 21時から翌13時までの16時間は、カロリーがあるものはいっさい口にしないのがポイント。 もし100歳のお婆ちゃんが若いころに食べていた様子が想像できないなら、それはパレオダイエットではNG食品 プチ断食 最初の1週間を乗り越えるコツは、とにかく活動的に動き回ること。お腹がすいた状態で静かにしていると、脳がパニックを起こして空腹感が増してしまいます。 パレオダイエットは狩猟採集民に学ぶ健康法。「でも、狩猟採集民の寿命って短いのでは?」という問いが浮かびます。 平均寿命は45歳。ワクチンなどが使えないため、15歳までに45%が感染症のため死ぬのだとか。それを除くと78歳。 それでも先進国より短いのですが、延命措置がないので、死の食前までピンピンしているケースが多いらしいです。 う~ん、説得力があります。 それでは・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 30, 2020 06:00:08 PM
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