手負い虎の今日、昨日、明日

2019/07/28(日)16:47

蛇の話

日記(661)

​​​​​​家の前の通りに小さな蛇が死んでいた。哀れに思って、家の前の草むらの中に入れておいた。 ​あれはたぶん、うちの崖に生息していた大きな蛇の子供だ。いつか主人が殺そうとしたのを、大慌てで止めて逃がしてから、小蛇は見るけれど親蛇は見なかった。 ​キリスト教国では、旧約聖書に登場するアダムとイヴを騙した蛇の所為で、蛇を敵視する傾向があるが、 アメリカ大陸の多くの国で蛇は神の化身だった。日本だって、家に蛇が住むと縁起がいいとされていた。 私は干支が巳年だし、蛇を神様と祭る日本人だから、蛇に敵意は持っていない。恨みもないのに蛇を見たら殺すという行為に出る人間を逆にたたってやりたいと思う。 中米の原住民の神、ケッツアルコアトルはもともと蛇で、農耕神である。 ところでそのケッツアルコアトルだけど、そのせいか、グアテマラの通貨は「ケッツアル」と言う。 其れを日本人は、好んで『ケツアール』と発音する。そういう発音を好んでするのは日本人だけで、何を言いたいかわかっちゃうんだけど、まあ、いい。 で、その『ケッツアル』と言うグアテマラの通貨の単位だけど、現地の人は、「ケッツアル」とか、「ケクサル」とか発音している。日本人が『1ケツアール』と言っても通じないから注意。私は昔現地であった日本人に、「え?どこにもケツないよ」と言ったことあるんだけど、通じたのかな。 其れに関連して、日本人が好む地名にオランダの地名がある。日本人の発音だと、「スケベニンゲン」になると言う事が北杜夫の『ドクトルマンボウ』に書いてあった。 あの本は面白い本だったが、今思い出しても、「スケベニンゲン」と『ヘンダワネ(何語か忘れたけれど、スイカの事だそうだ)』しか覚えていない。 其れはともかく、スペイン語は子音と母音を合わせて発音する関係で、無関係なのに、発音したら日本語でおかしな意味になる言葉が多い。 キミ子という名前は、其の発音のまま『科学者』と言う意味になって、問題ないが、マリコはまずい意味になる。それ以上、い言うのや~~めた。​​

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