2012/05/07(月)14:42
■そして、次の5年
2012年5月6日(日曜日)、フランス本土時間午後8時、レユニオン島の時間では午後10時に、次のフランス第5共和国の5年間の大統領がきまりました。大統領選挙の決選投票の結果、オランド氏51,7パーセント、現職の大統領サルコジ48.3パーセントで、オランド氏の勝利となりました。
オランド氏は、社会党の第一書記。社会党が政権を握るのはミッテラン以来の17年ぶり。
現職の大統領が再選を目指して出馬し、敗北するのは31年ぶり。そのくらい今回はフランス人も「変化」を求めていたのだと思います。
とはいっても、投票率71%の中で、約19%が白票。しかも投票率は前回の大統領選挙の2007年の77%をかなり下回っています。オランド氏が当選した事も大事ですが、こうした数字もとても興味深く、フランスの社会を反映しているな、と思います。
ユーロ危機、負債の問題を、サルコジ大統領すべての責任にするわけにいかなくても、フランスのなかに、格差を広が、ある種の「分断」を生み出したのは大きな責任があると思います。この数年、フランスの中にはある種の敵意がひろがり、緊迫がありました。
これから先の5年間、あたらしい大統領の下でどうフランスがあたらしい未来を築いていくのか、オランド氏がいうように、若者(子供たち)のための社会をつくっていけるのか、フランスの中に一体感をうみだしていけるのか。
それにしても、大統領って、タフですね~。
↑、庭のパッションフルーツの花が咲きました。パッションフルーツは日本名は「トケイソウ」。その名のとおり、時計のような形です。不思議な見ていて飽きない、美しい花です。
さあ、明日はピクニックです。
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