2015/04/07(火)18:20
■シェットランドのレース編み Shetland knitting
棒針でこんな繊細な模様ができるとは知りませんでした・・・。衝撃的・・・。
これは”リング・ステッチ”と呼ばれるパターン。シェットランド・レースでも人気の柄だそうです。その他、バラのつぼみ、デイジー、鳥の目、小さな蜘蛛の巣等、いろんな呼び方があるそう。
”レース編み”というと、普通はコットンやリネン、もしくは絹をかぎ針やボビンで編んだ物を思い浮かべます。だけれども、シェットランドのレースは棒針編み。(シェットランドではしかもシェットランドヤーンと呼ばれる極細のウールを使います) そしてその繊細さは他のレースに勝るとも劣らない。
この宝物の編み方を教えてくれたのは下の本。
シェットランド・レース [ 嶋田俊之 ]
価格:1,620円(税込、送料込)
シェットランドの魔法・・・。(シェットランドはイギリス北部の小さな島です) 今日の初トライアルは、この本の中でも一番小さなリボンの最初の数センチ。シェットランドの伝統では0号の棒針をつかい、大判のストールやカーディガンを作るのだからすごい。気の遠くなるような時間のかかる作業です。
レースは大好き。ほんの小さな一枚があるだけで、そこに漂う空気を繊細でやさしいものにさせてしまう魔法のおまじない。膨大な時間と労力をかけて作られるレースはそこにあるだけで不思議な存在感を持っていると思う。
眺めているだけでもたのしいかわいい布切れたち。
作りたい気分は、いつどんなときでもやってきて、もし数日、なにも作らなければ、自分が自分でなくなるような気になる。形や大きさは関係なく、糸や布、紙や筆、いろんな素材に触って何かをしているのは、自分にとっての静かな自分らしい時間。
作っているとき、自分で自分の中に引きこもる。きっとそれは一種の瞑想のようなもの。特に細かいシラオスの刺繍やレースを作るとき、頭の中は長距離を走るランナーのように、ゴール以外は空っぽなようでいて、同時に頭を無数の思考が駆け巡り、自分の中の深い旅に入るのを感じる。何もできないときはメモ帳に日記を書いている。
小学校一年生のときに通知表に書かれた”natsukiさんは手遊びが多い”という先生のコメント。そのときから、私の小さな世界は作られ始めていたに違いない。手遊びすることで自分の世界に没頭する。そんなバランスの取り方もある。手遊びできることは、一生の宝物。
「人は探求をやめない。そして探求の果てに元の場所に戻り、初めてその地を理解する」
T・S・エリオット
そして本を読むことも、自分が自分であるための大事な時間。手遊びと文章(読んだり書いたり)、私の探求の先にあるもの。
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