058499 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ゆっくりと豊かに生きる人に贈るメッセージ 

ゆっくりと豊かに生きる人に贈るメッセージ 

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

豆子 ひさし

豆子 ひさし

フリーページ

カレンダー

コメント新着

Jasonlep@ hyip проект под ключ New! [url=https://hyip-helper.net]купить hyi…
MichaelLoush@ порно жесток New! The world’s most liveable cities for 20…
RamonDab@ +вакансии +женщин +без +опыта +50 +лет New! [url=https://job-expro.com]+курьер +на …
WilliamJense@ сериал солдаты 1 сезон в хорошем качестве New! [url=https://soldaty-online.com/vse-s…
Michaeltaiva@ женское белье купить [url=https://mellanin.ru/]купальник с…

バックナンバー

2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2007年11月13日
XML
カテゴリ:文学・芸術

 しばらく、間があきましたが、
 忙中閑画のシリーズを再開します。

 今日は「祈り」の章から。
 「 戦争で三年中国、そのときは毎日ロウソクもなく
  夜は皿に油を入れて僅かな光で生活した。
  復員船上で40Wの電灯の光にどれ程驚き喜んだことか。
  時折、盲い人のことをこの記憶と共に想い起し光への感謝を
  忘れてはならぬと自身を戒めている。 
             1981.10.26 名古屋にて 甲水之  」

 と書かれています。

イエス・キリストの顔.jpg

 「 茨の冠をかむせしられし
  イエズス 苦しみに耐えたまう  」

 この画集にはイエス・キリストの姿が
 たくさん描かれています。これはその一枚です。

 父はカトリック教徒でした。
 冒頭にもあるように、中国戦線から日本に戻ってきて
 長い間、脊椎カリエスという病気で入院していました。
 その時、神父さんと出会い、カトリック教徒になったと聞いています。

 病院では、医療の不誠実な実態を知り、病院を糾弾する闘いをしたり
 短歌を書いて新聞に投稿したりしていたという話も聴きました。
 父の病院嫌いは、この時の経験からなのだと思います。


 薬や外科的処置には強い拒否感を持っています。
 膝が痛くなっても、決して病院には行かず、朝から自転車漕ぎをして
 治したと自慢げに言っていました。
 65歳は過ぎていたと思います。
 数年前から糖尿病になりましたが
 自分でインスリン注射をしながら、バリバリ働いています。

 また、この病院には特別重要なことがあります。

 父親の看病に来ていた若き日の母と出会い、結婚したのです。
 父と母はひとまわり以上の歳の差があります。
 若き日の母は、父の勇敢な姿や知性的な面、そして優しさに
 惚れ込んだのだと私は理解しています。
 

 キリスト教の話に戻ると
 私も、幼児洗礼を受け、日曜日には教会にも行っていました。
 日曜学校のようなところで、お芝居をやって
 私がイエスの役をさせてもらったことが印象的なできごとでした。


 でも、父や母の仕事が忙しく、日曜日も書道教室があり
 家族全体がだんだんと教会に行かなくなりました。
 ある時、家に来てくれた神父さんが、私たちのことを
 「迷える子羊たち」と言ったことをおぼろげに覚えています。
 私は今でも、自分の洗礼名を忘れてしまっているので
 まさに、迷える子羊なのかもしれません。

 教会から遠ざかり、普段、父は、
 子どもたちにキリスト教や信仰のことを
 ほとんど話したことがなかったと思います。


 ですから、私がこの画集を始めて見たとき
 父にとって、イエス・キリストの存在が
 こんなにも大きく深いものだったのかと改めて感じました。
 父は、いつもイエスと共に歩んできたのだと思いました。

1日の悔い.jpg

 「 一日の悔いを のこすなかれ」(キリストと告悔の信者)」

 このような想いを胸に刻み
 父は一日一日を大切に生きてきたのだと思います。

 私も、「もっと、ああしておけばよかった」という
 後悔をせぬよう、自分の人生を全うしたいと思っています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年11月13日 20時34分47秒
コメント(2) | コメントを書く
[文学・芸術] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X