カテゴリ:読書感想文
書名 : 逆境を越えてゆく者へ ****** 目次 ****** 第1章 逆境を越えてゆく者へ ― 『修養』第十章より 第2章 人生の危機は順境で起こる ― 『修養』第十一章より 第3章 決心を継続していくということ ― 『修養』第四章より 第4章 四つの力を貯蓄する ― 『修養』第八章より 第5章 臆病を克服する工夫 ― 『自警』第五章より 第6章 人生の決勝点 ― 『自警』第十一章より ********* 本文より ********* 我々凡人は不幸の責任をなかなか自分で背負いたがらない。 逆境にある者はヤケを起こしやすい。 逆境にある者は他人の境遇を羨みやすい。 自分より優れた人を見て、その人のまねをしようとするのは励みである。 逆境にある者は他人を怨みやすい。 逆境に陥ったわけを自分に尋ね、それは自分のせいだと覚悟を決めれば、人を怨むことはなくなる。 事にあたるとき、自分の狭い経験だけから判断しないで公平に大きく広く世間を見渡し、達観するという態度を持ちたい。この心掛けさえあれば、どんな逆境に陥ろうと心を頑なにすることはないだろう。 人の逆境を思いやれば心は寛容になるし、自分が不幸に陥った時にもあの人はこう耐えていたと思い出せば、勇気が出て不幸に耐える力が出てくるものである。 誰でも決心をしない者はいないのだが、それを永続させるのが難しい。 戦いに挑む者は誰でも勝利を期待することは当然であるが、万一思うようにいかなかった時はこのようにする、とあらかじめ覚悟を決めておかなければならない。 ************** 読んで感じたこと ************** 本書はひたすら逆境における行動の仕方、心の持ち方を記した一冊。 結構古い言葉が多いので、読むのには骨が折れる箇所も多少はあります。 ですが、人生に必ずは訪れるであろう逆境の時。その時をどのように乗り越えていくか。 その助けとなる内容の一冊です。 逆境にあるとき、私は心が敏感になり、物事を暗い方へ暗い方へと考えてしまうタイプです。 ヤケを起こすまでには至りませんが、ひたすら考えてしまう。 逆に順境にあるときは、気分も乗ってきて気持ちが軽くなる。 順境と逆境、どちらに成長のチャンスが隠れているかというと、 逆境であると私は思います。 逆境の状態の時に、人生のこと、仕事のこと、生活のこと、お金のこと、色々なことを考え、 ノートにまとめておく。 いざ順境になった時に、逆境の時の自分の気持ちを思い出して行動する。 「勝って兜の緒を締めよ」という言葉にもあるように、 順境の時にこそ、悪くなった時の準備をしておくというのがよく言われることです。 それだけではなく、いつか順境になった時のための準備を逆境の時にしておくのがよいかと。 そうすることで他の人ととは違う成長を遂げることができるように思います。 ****************** こんな方にオススメ! ****************** ●今が逆境の時である方 ※本を読んで気になった部分や自分が感じた内容について記載しています。 オススメ寿司屋:日本橋 鮨の与志喜 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.02.07 22:14:00
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