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カテゴリ:ラテンなお話
うちには、毎年あるところからお中元が来るのだが、なぜかいつも「干ししいたけ」。それも何年も何年も!少なくとも、ここ10年は干ししいたけ!!! 私の母はきのこが嫌いなので、しいたけは余ってしまうのだ。 「あ~、もう干ししいたけいらないから、他のもの送って!」 と私は宇宙にお願いした。というのは大げさだが、ただ、 「もう干ししいたけはいらないから、他の物を送って。」 と家で話しただけである。ところが!!! 今年はなんとなんと、「かつおぶしとだしセット」になったのである!感動! 「うっそ~、この何年も干ししいたけだったのに、なんで?」 と驚く母。同じ乾物どうしだけど(笑)、違うものには変わりはない。私は私の念力に自信をつけた。 そして最近、私は地元でキューバの人を発見した!びっくり! 福岡にはキューバの人がいて、レストランを始めたと聞いていた。うちの田舎に勉強に来た、真面目そうな(たぶん)キューバ人留学生(仮にQ君とする)を見つけて、私は本当に驚いた・・。こちらにはキューバの人はいないと思っていた。 また理系なんだけど(笑)、大学で先生をしていたらしい。私の未来のパートナーは学者の予定なので、こういう人たちに出会うということは、なかなかよい傾向だ(注:別に彼がどうこうというわけではない)。この勢いでは、学者や博士は世の中にごろごろしてるんじゃないか、という印象。 コロンブスは「陸地を発見する前に、陸地が近いことを示す、鳥や小枝を見つけた」そうだし、きっとこれはサインに違いない(勝手)。 さて、ただ会って少し話しただけなので、連絡先も知らなかったが、「偶然、道で会わないかなあ。」と思っていた。もう少し国のことについて聞きたかった。そしたら、1週間後会ったんです!道で! うちがいくら田舎だからといっても、そうそう知り合いに会えるものではない。彼にばったり出会う前の2日間で、別のどうでもいい(失礼!)顔見知りの外国人の方に3回も遭遇したのは何かの兆候だったのか(爆)。彼もまた「サイン」だったのかしら。 さて、Q君は、後ろから自転車でやってきて、おもむろに私のほうへ振り向いた。私は彼の顔を見てもすぐに思い出せなかったのに、なんでしょうか、彼は後ろ姿だけで私を発見したのである!信じられん。髪型も服装も違うし、会ったのは、わずかな時間なのに 「君のことを忘れるわけないよ。」 ってさすがだよ、ラティーノ・・。歩き方や後ろ姿で絶対私だ!と思ったらしい。ラテン男の、女性への観察力の高さに感動した。 私はちょうどその時、石畳の線でKIMIKOウオーキングを実践中だったので、 「歩き方がきれいだね。」 とほめられたのには、おおいに気をよくした。やっぱり歩く姿は見られていた! その日私は、いつもなら絶対降りないバス停で、なんでかバスを降りたくなった。そこで降りなければ、彼には出会うことはなかったので、私の念力パワー(シンクロニシティ)もなかなか捨てたもんじゃありませんね。 1時間ほどいろいろと話し、最後に彼は言った。 「君は本当に日本人なの?なんか普通の日本人とは違うように思うんだけど。」 う~ん、まただよ・・。これ、よく言われるのだ。ま、普通の日本人とか、普通のラテン人というのもよくわかんないけど、確かにノーマルな日本人よりはべらべら話し、フレンドリーで、ジェスチャーが大きく、言動がはっきりしている。あと、やたらと踊りたくなる。たぶん彼よりラテン人っぽいかも。彼は踊らないでも生きていけるし(笑)。 スペインでスイッチが入っちゃったんだろうなあ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年07月18日 11時21分55秒
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