わたしのこだわりブログ(仮)

2020/11/07(土)19:12

ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 6 (シュピッツ界隈)

車・飛行機・船・クルーズ(44)

せっかく写真があるので、クルーズしている感が出るようたくさん写真載せる事にしました。 今回は中盤のシュピッツ(Spitz)界隈とのヴァイセンキルヒェン(Weissenkirchen)航行を紹介します。 この当たりは両岸日当たりよく、ワイン用の葡萄畑が一面です  ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 6 (シュピッツ界隈) ヴィレンドルフのヴィーナス(Venus von Willendorf) ドナウ川クルーズ・シュピッツ(Spitz) ヴァイセンキルヒェン(Weissenkirchen) 仲間同士で、優雅に食事を楽しんだり、パーティーをするなどのイベント船(Donau Wachau Brandner)や自転車を積んで、サイクリングしながらクルーズする船(MS Theodor Körner  Boat & Bike Danube)など夏場にはいろいろな船が運航しています。 特にサイクリング船はドナウ川だけでなく、オランダ、ベルギー、フランドル、ドイツクロアチアなどバルト海域など様々な場所でクルーズをするアクティブな人向けの船でちょっと面白そうです  自動車まで乗っかる渡し船 世界遺産に認定されているので橋が架けられないようです。 世界遺産に認定された後に地元住人が勝手に橋を架けて認定取りやめになった所が確かドイツにありましたが、地元の住民の利便か世界遺産認定か・・難しいですね ヴィレンドルフのヴィーナス(Venus von Willendorf) ところで葡萄畑が広がるこの河岸で1908年にオーストリア最古と言われる旧石器時代(紀元前24000年頃)の土偶ならぬ石偶が見つかっています。 わずか11.1cmの石灰岩を彫り込んで作られた豊満な女性の立像はおそらく五穀豊穣や多産の象徴的なお守りだったのではないか? あるいは不妊の神様? と考えられヴィレンドルフのヴィーナス(Venus von Willendorf)と呼ばれるようになったそうです。 立像は現在ウィーン自然史博物館に所蔵されていると言う事ですが、写真を撮ってきていないのでウィキペティアの無料メディアリポジトリより借りてきました。 日本の土偶は出産で亡くなった女性への弔いの要素が強かったと思いますが、こちらは見た感じ、五穀豊穣でミルクが沢山出て子供が良く育ちますように・・と言う身重の女性のありがたいお守り神様のような気がします。 (^人^)パンパン 人(-_- )一礼 謎は顔が無い点だとか・・。 何にしてもやはり川辺の日照の良いこの土地には古来より人が住んでいたと言う事です。 それは同時に昔から陣取り合戦で、敵が攻めてくる土地だった・・とも考えられます。 そしてローマ帝国時代にはドナウ川の源流から河口までのほぼ全域が帝国の北方の防衛線であったと言われ、今もあちこち当時の名残の城塞跡が点在しています。 ヒンターハウス(Hinterhaus)城跡 ヒンターハウス(Hinterhaus)城跡より川下がシュピッツ(Spitz)の町です。 シュピッツ(Spitz)の桟橋に着岸する時は方向転換して川上が船首に・・。 シュピッツ(Spitz)の桟橋 シュピッツ(Spitz)の1000Eimer-Berg 1000Eimer-Berg・・・「1000アイマーのワインが収穫できた山」の意 1Eimerは56.5リットル 昔使われたワインを量る単位だそうです。 標高の低いとこにはグリューナー・フェルトリーナー種 高い所にはリースリング種が植えられているとか・・。 また町のもう一つの特産品がアプリコットらしい。 時間が無かったのでここでは船を降りませんでした。船は1日2便しかないので1度降りて次の船に乗るには下船できるのは1箇所のみ。他の手段はバスで次の町に出るしかない。 ヴァイセンキルヒェン聖ミカエル教会(Weissenkirchen St Michael) ヴァイセンキルヒェン(Weissenkirchen)城塞跡の城塞教会と言う変わった経歴の教会。 1500年~1523年に建立されたという城塞。塔は1531年にオスマン軍の侵略から守る為に立てられたとか・・。 ヴァイセンキルヒェン(Weissenkirchen)の町 ヴァイセンキルヒェンは白ワインのぶどう品種であるリースリング(Riesling)の発祥の地と言われている。 つづく リンク ​ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 7 (デュルンシュタイン)​

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