アメリカの葬儀で火葬が増加
一昨日、通夜に行って来た。式は花葬であった。最近の日本のお葬式も明るく華やかになってきたなと思う。(不謹慎なようだが、今回の故人は天寿を全うされた方なので許されよう・・。)今回は通夜だけであったが、最近は霊柩車もリムジンタイプが主流になり、陰な感じが減ってきていると思う。しきたり的な事もだんだん薄れて簡素化され、セレモニー化しているし・・。「所変れば」で、地方によって全く違うだろうが・・。葬式に幾らかかるかは最大の問題だ。昔は葬儀屋さんのいい値だったからだ。他に比べようもないし、ランクをたくさん出されると一番下はいいにくい。足下を見られていたわけだ。ところが、最近は葬儀屋さんの広告がよく新聞に挟まってくる。インターネットでもたくさん出ている。今は比較検討出来るようになったわけだが、葬儀屋もそこまでする時代になったのか? 死ぬ人が減ったわけではないのに・・。ところで「不況でアメリカの葬儀の形態が変って来ている。」と言う。葬儀費用の節約できる火葬が増えていると言うのだ。カトリツクは火葬は厳禁なはずでは? 「最後の審判後に復活する時、体がないと困るからだ。」と聞いた。(もちろんアメリカは色々な宗教の方がいるのでカトリックの方は今も違うのかもしれないが・・。)とにかく、土葬に比べて火葬だと葬儀費用が4~5000ドルも安く上がるらしい。アメリカでの葬儀の平均は6~7000ドル程度、死亡広告の数や使うリムジンの数でも変わってくる。(その金額は日本より全然安いと私は思うが)それでも火葬が11パーセント増え、2010年までには40パーセントに達すると予測されているそうだ。映画「おくりびと」で話題になったエンバーミングは、もともと土葬用のアメリカの国で必要な措置だった。ベトナム戦争で負傷して亡くなった兵士を日本でエンバーミングしてアメリカに送ったと聞いた事がある。遺族がショックを受けないように・・。