テーマ:住宅コラム(1809)
カテゴリ:工事中
弊社施工の5年前竣工のお宅、
外壁材は2万5千年前の火山シラスを原料とした100%自然素材のシラスそとん壁の塗り壁です。 木の家にはよく合う素材なので、社長が『利益確保』という言葉を完全無視して、 「この家をよくしてあげたいんだ。」という一心の想いで採用しました。 年数の経過と共に、陽が当たらない面の開口部の下の隅が黒ずんできました。 施主様もたいそう気にされていらっしゃいました。 社長は人知れず日夜対策に悩んでおりました。 第1段階から第4段階くらいまでの案を考えていて、第1段階でだめなら第2、第3へと工事をやってみますと施主様にもご説明しました。 そして第1段階の工事は、家庭用掃除機のようなものの先端から蒸気が出て、先端に付いている刷毛でこすってみました。 すると、拍子ぬけするくらいあっさりと、外壁の黒ずみはとれてくれました。 こんな方法があったのなら、もっと早くにしてさしあげればよかったと思うばかりでした。 後はスプレー塗装をして、水切りを取り付けました。 こちらのご近所の周囲をあらためて見渡して見て、ご近所の建物の画一的なサイディングの外壁材よりも、自然素材が持つ優しい味わいと左官やさんが手仕上げで仕上げた、あたたかな味があふれ出ていて、私はこちらのこの壁が大好きです。 ただ、自然素材なので色ムラや気候環境による塗りムラがあることは否めませんが、この色ムラがあろうともです。 プロポーションのよい美形の美人さんより、愛嬌のある人にひかれます。 注:作業は3月初旬に行われたものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月02日 14時01分06秒
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