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ラクロス大好き♪ NORIの人生旅日記

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「第12回中四国リーグレポート」2005/1/18

「第12回中四国リーグレポート」2005/1/18
10月30日、広島広域公園第一球技場にて第12回中四国ラクロスリーグの決勝が行われた。決勝に駒を進めたのは、リーグ4連覇を目指す岡山大学(以下岡大)と悲願の決勝進出を決めたクラブチームCURIOUS(以下CUR)。岡大は藤坂ヘッドコーチが就任し、「全国制覇」という高い目標を掲げ進化を遂げた。一方CURは、中四国唯一のリーグに出場するクラブチームとして、仕事と週末の遠征や練習を両立させてきた。両チームとも限界ギリギリまで環境へ挑戦したチームであり、非常に楽しみなカードとなった。
たくさんの声援で会場が盛り上がる中、試合開始早々両チームの激しいボールの奪い合いが続く。ボールへの反応で一歩リードしている岡大は、すかさずボールをとって速攻をしかけた。有澤利可(#4)からゴール前への石原美苗(#37)への早いパス回しで鮮やかな先制点が決まった。その直後、岡大に流れを渡したくないCURは磯野直美(#55)がセンターから持ち込み一点を決め、試合をふりだしに戻す。これで試合が五分五分になるかと思われたが、岡大の「最初の5分」を意識した勢いのある速い攻めが続き、流れをCURに譲らない。立て続けに石原、青木千紗(#16)らの俊足AT陣の攻めで岡大が追加点を重ねる。一方CURはゴーリーの山本さやか(#11)の執念のナイスセーブ。さらに自らボールを持って上がり攻撃の起点となるが、得点に結び付けることはできなかった。前半は6-1で岡大がリードしたまま後半へ突入する。

後半に入っても岡大の攻撃の勢いはおさまらない。しかしCURは城本幸子(#9)が見事なクロスワークでゴール前に切り込み、ファイルを誘ってフリーポジションのチャンスを手に入れる。そしてこのチャンスを逃さずロングシュートを決めた。この試合で目立っていたのは岡大のシンプルかつ有効な攻撃のスタイルだった。終わってみれば13-4で岡大が勝利し、地方地区予選へ駒を進めた。

 今年、初めて「集客試合」という試合を行った。やりたいと手をあげたのは愛媛と島根。島根会場は惜しくも雨で中止になってしまったが、海を挟んだ二つの町がそれぞれの方法でラクロスが盛りあげようとしている。愛媛はラクロス界がお世話になった森賀さんの故郷でもあり、愛媛の選手は毎年、リーグ戦が終わると報告に訪問する。島根では「松江をラクロスの街に」というスローガンを掲げて、市民への普及活動を始めた。このリーグを終えて、2部チームに4年生主将が増えてきたこと、4年になってもラクロスをする雰囲気ができてきたこと、岡大が名実共に中四国を引っ張る環境ができたこと、中四国の今年の成果は大きいように思う。来年のリーグでは岡大を超えるチームが現れるのか?熱い中四国地区にぜひ注目していただきたい。


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