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ラスベガス ロサンゼルスの旅

ラスベガス ロサンゼルスの旅

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2019年11月24日
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今回、海外旅行者としてアメリカで「もてなしを受ける」ための
「チップのルール・チップの極意」についてまとめてお話しいたします。

アメリカ 「チップのルール」-2

まずは バゲージ・コレクション


バゲージ・コレクション」とは「荷物を集めること」、即ちチェックアウトの時に部屋に
荷物を取りに来てもらうことです。部屋を出る準備ができたら、ベルデスクまたはフロン
トに電話します。ここでバゲージコレクションの 依頼と、あわせて荷物の数等を伝えます。

しばらくすると、荷物の個数に合ったサイズのラゲッジカートを引いて、
ベルボーイがやってきますので、荷物を預けます。その際、最後にもう
一度、セイフティボックスなどに忘れ物がないかチェックしましょう。

貴重品や壊れ物、大切な買物品などは本来自分で持つものですが、ボーイに運んでも
らう場合は、預ける際に一言「割れ物なので丁寧に扱ってくださいね」「Thank you for your
carefulness.」と伝え、2~3ドル程度チップを渡 すと、その重要度が伝わります。



ベルマン、ドアマンにチップを渡し、タクシーへ。

レセプションでチェックアウトの手続きを済ませ、出口へ向かうと、ベルボーイはバゲージを
積んだカートを引きながらタクシー乗場へと案内してくれるか、あるいは既にタクシーに荷物
を積み込み、準備よろしく近づいてきま す。この時、ここまで運んでくれたベルボーイには、
荷物1個につき最低1~2ドルのチップを払います。高級ホテルならば、部屋からタクシーまで
の“つききりサービス”ですので、1個で3ドル、2~3個ならば5~7ドルあたりが妥 当でしょう。

そしてドアマンがタクシーのドアを開けてくれ、ベルボーイとともに見送りをしてくれた時は、このド
アマンにも1~2ドルのチップを渡しましょう。最後にこやかに、「素晴らしい滞在でした」「ありが
とうございました」と会話を交わし出発を。きっと後ろ髪を引かれるような旅立ちになることでしょう。



そもそもチップとは 「サービスは無料ではない、」と心得るべし

もしあなたがデラックス以上のホテルに滞在するなら、まず「チップは義務である」と心するところか
ら始めましょう。日本人は習慣の違いのせいか、いつまでたっても「サービスは無料」、受けて当たり
前と思っていますが、 海外、特に高級ホテルにおいては、サービスはあくまで「有料」なのです。

悪気がなくても、ついうっかり忘れてしまうこともありますが、それが続くと、「日本人はチップを払
わない=マナーを知らない」という評判が定着してしまい、日本人全体に対する対応が冷たくなってし
まうかも。そんなこと にならないために、まずはチップの意味を知るところからはじめましょう。



「チップ」は「給与の一部」

アメリカに代表される地域では、チップは労働賃金の一部とみなされ、給与システムに組み
込まれています。例えばウエイター、ウエイトレス、ベルマン、ドアマンといった、チップ
を多く受け取る部署の従業員は、その分お給 料が低く設定されており、彼らの家計を支える
主たる収入はチップということになります。逆に、ハウスキーピングのようにあまりチップ
がもらえない部署は、給与は高めに設定。さらに、バックオフィスの部署、つまりお客様 と
接することのない部署は、インセンティブなど別な形での支給があり、全体として不公平感
が出ないように設計されています。このようにきっちり組み込まれているので、チップを払
わない、あるいは相場よりだいぶ低い金額だったりすると、非常識!と思われてしまいます。



「チップ」は「心付け」にあらず

正規料金以外のお金を払うとなんだか損した気分になってしまいそうですが、
上記のような仕組みを知っておけば、少しは納得できるのではないでしょうか。

なお、日本には「心付け」という習慣がありますが、こちらはチップとは異なり、
「気持ち」なので、渡しても渡さなくてもいいもの。給与に組み込まれていると
いうこともありません。この「心付け」と「チップ」同一視して しまうと、大間
違い。つい渡さなくてもいいか、と思ってしまいがちですので注意しましょう。

※なお、チップの相場や習慣は国により異なります。チップ不要の国もあれば、それほどうるさくない国もあります。逆に、
払い忘れると追いかけてくるほど厳しいところもありますので、ご旅行前には渡航先の習慣についてチ ェックをお忘れなく。



ピローチップは、ハウスキーパーへのメッセージ

毎朝枕元に置くのがピローチップ。国・地域によって事情が異なり、ヨーロッパの一部のホテルでは
受け取らないところもあると聞きます。でも、「ヨーロッパは不要」と一概に決めつけてしまうのは
危険。基本的なマナーと してピローチップを置くことをおすすめします。というのも、あなたのベ
ッドを快適に整え、バスルームを磨き、室内を整頓してくれる。そんなハウスキーピングの気持ちの
よい仕事ぶりをもし目の前で見ていたら、ありがとうの言葉とともに数ドルのチップは自然に払える
でしょう?ピローチップもそれと同じこと。つまりはチップを通したコミュニケーションなのです。
特に5つ星以上のラグジュアリーホテルなら、国にかかわらずチップはマストと心得ましょう。



チップの額

ピローチップの額は最低1ドル程度からですが、3スタークラスは1~2ドル、4スタークラスは
2~3ドル、5スタークラスならば3~5ドルくらいが適当です。また靴の泥などでカーペットを
かなり汚してしまった時などは、さらに5ド ルくらい置くといいでしょう。上級テクニックとしては、
「Thank you for your good service.」などと一言メモを添えて置いておくのもいいですね

「Thank you for your kind tip.」と返礼のメモが残っていたり、一輪の
花が添えてあったりと、心が通う サービスが感じられるかもしれません。

1日に複数回のハウスキーピングが入り、ターンダウンのサービスもある高級ホテルでは
基本的にサービスの内容と質に見合ったピローチップを「1日1回」置けばOKです。もし
部屋にいる時にノックがあってサービスを受けた場 合は、気持ちよく1~2ドル渡してあ
げてみては?きっと喜んでくれますよ。メイドの作業中は「Thank you.」と言って、部
屋をちょっと空けても構いません。部屋にいなかった時は、特に気にする必要はありません



チェックアウトの朝にも心をこめて

毎日気持ちよく過ごせたならば、チェックアウトの朝も「部屋をきれいにしてくれてありがと
う」の感謝の意味を込めて、ベッドにチップを。「Dear house-maid, Your good job made my
stay so much comfortable. Thank you. 」「親愛なるハウスメイド、あなたの良い仕事は私の
滞在をとても快適にしました。 ありがとうございました」と一言メッセージを残せたら完璧です

姿を見せずに毎日サービスに努め、ゲストの快適な滞在をと頑張ってくれている、バックオフ
ィスで働くホテル従業員達にそんな気遣いや感謝の気持ちが伝えられたら、もうあなたはA
good travelerの仲間入り。きっとどこでで も歓迎されるグッドゲストになれるでしょう。



レストランのチップの相場は

高級ホテルの場合、レストランでは15%~22%程度が相場と言われます。
(ホテルのランクや国・地域によって異なりますので、ひとつの目安としてください。)

最近はガイドブックにも書いてありますのでご存じの方も多いかと思いますが、チップは食事の
テーブルにキャッシュで置くか、カードで払う場合は伝票に記載していっしょに払うのがスマートです

中には、伝票に「Service Charge(サービスチャージ)」あるいは「Gratuity(グラテュイ
ティ、チップと同義)」として予め金額が記載されている場合もあります。もし伝票にサー
ビス料が含まれているかどうかわからない場合は、「Is the service charge included?(サ
ービス料は含まれていますか?)」と、担当のウェイター/ウェイトレスに尋ねてみましょう。



「部屋付」にする方法

高級ホテルに泊まるとチップ、チップとやたら小銭の用意が面倒で・・とお嘆きの人に。キャッシュ
を払う方法以外に、滞在しているホテル内であれば、支払伝票にチップ額を書き込む方法があります。

ホテル内のレストランやコーヒーショップなどで出される支払伝票。よく見ると、伝票
にわざわざチップ欄が設けてあったりします。そんな時は、チップ欄に自分の支払いた
い金額を記入し、合計金額欄にも記入して、いっしょ にカードで支払いが可能です。

もし伝票にそのような欄がない場合は、伝票の印字された部分以外の空白(半分から下)に
「TIP」と手書きし、チップ額を書き込みます。そして「ROOM NO(部屋番号)」
「PRINTNAME(名前のローマ字活字表記)」を書き込み、 最後に「SIGNATURE(サイン)」
をします。これで、チップもまとめてチェックアウト時に精算することができます。

これはレストラン、コーヒーショップ、ルームサービスなどホテル施設内であればどこで
も可能ですので、財布を持ち歩きたくないプールサイドやスポーツジムでも応用できます。





ルームサービスのチップの払い方

ルームサービスのチップ額は、アメリカ方面では15%のチップが相場ですが、アジア・オセアニ
ア・ヨーロッパ方面では10%程度で問題ありません。支払い方法は伝票への記入が一般的。
アメリカ方面ではチップ欄が必ずありま すが、その他の地区では一律ではありません。

記入欄がない場合は、通常手書きで「TIP」または「GRATUITY」と書き金額を記入します。
しかし「チップ欄がない=チップは不要」というホテルもあります。判断は難しいですが、
あなたが受けたサービスの内容に合わせて、支 払うかどうかを決めるといいでしょう。

ルームサービスを運んできたスタッフに払うべきか?

ルームサービスを運んできてくれたスタッフにチップを支払うべきか否か。心情的には支払ったほう
がいいように思いますが、チップをウエイター、ウエイトレスの全員で集めて均等分配の方式にして
いるホテルもあります。と なると、支払いはサインで済ませ(支払いはホテルに)、チップのみキ
ャッシュで払う(チップは担当者に)という方法では、不公平が生じてしまいますね。国やホテルに
よっては、チップを払おうとしても受け取ってくれない 場合もあります。これまた難しい問題です。

要するにチップには、これが絶対という正解はないのです。それぞれの国・地域の文化や歴史と密接にかかわるチップ
の習慣。わからなかったら、フロントやコンシェルジュ、あるいはホテルスタッフに尋ねる。これが無難のよ うです。

基本は「タイミング」と「渡し方」 スマートなチップ術を決定づけるのは「タイミング」と「渡し方」です。
ポイントは、いつでもさっと出せるようにポケットなどに小札をしのばせておくこと。1ドル札
を5枚程度と5ドルを1~2枚ほどポケットに入れるか、マネー クリップなどに留めておきます。





1ドル程度なら財布は出さない

支払う時にモタモタしてはスマートではありません。ポケットから1ドル札を出して払うか、
マネークリップに留めた小札を取り出し、必要額を渡します。ここでわざわざ財布を取り出
しては、タイミングがよくありませんし、場所によっては危険なこともあります。海外では
人前で財布を見せてはいけません。もちろんどこから財布を出すのかも。1ドルだけが手元
に残り、財布は消えてしまう・・・なんてことにもなりかねません。

人前でわざわざ財布を出すのは、20ドル以上の高額チップを払うような場合です。20ドル以上は
「大きなお札」と認識しておくこと。こんな時は相手に「Excuse me.」と言ってから、おもむろ
に財布から20ドル紙幣を取り出し、 にっこり笑いかけながら「Thank you.」と渡します。 相手
の目を見ながら渡す チップを渡す時は、相手の目を見ながら4つ折りくらいにしたお札をすっと渡
しましょう。ボーイたちは受け取った瞬間に手のひらに収められたお札にチラッと目を走らせま
す。その表情から、自分の渡した額が適切だったのか、 多かったのか、少なめだったのかがわか
るでしょう。ただし、もちろんこれは高等レベル。はじめからその表情を読み取るのは難しいかと
思いますが、場数を踏んでくるうちに意識できるようになるはずです。 女性はエレガントさをプ
ラス 。女性の場合は、ポケットから紙幣を出すのはエレガントとはいえないかもしれません。ハ
ンドバッグを開けるのならば、さっと取り出せる場所に1ドル札を折りたたんでしのばせておくと
いいでしょう。レシートやカードで膨らん だお財布を取り出すのはもってのほかです。

ここではチップが必要だな、と思われる場面に遭遇しそうなら、あらかじめ用意しておけばあわて
ません。スマートな行為とは、習慣づいた自然な行為であり合理的な動作です。相手にとってサー
ビスのしがいがあり、自分も気 分がよくなる。そんなチップの払い方ができると素敵ですね。チ
ップ使いの上級者になるにはチップ使いの上級者になると、こんなことも自然にできます。その例
をひとつ紹介しましょう。ラスベガスなどのカジノホテルでは、チップが重要な役割を果たしてお
り、あらゆるサービスがチップによって差別化されています。チェックイン時にホテルバウチャー
とパスポートを提示し、フロントの人がコンピュータで予約を確認しはじめた数秒後に、10ドル
紙幣をそっとしのばせてこう言ってみましょう。
「I will appreciate if you can assign a good room, thank you.」
「良い部屋を割り当てることができれば感謝します。」
もしかしたら、10ドル以上の嬉しい効果が期待できるかもしれません





領収書に「TIP」の空欄がある

チェックアウト時に明細を確認していたら、合計金額の下に「TIP」という欄が!かなりまれですが、
こんな経験をしたことはありませんか?サービスチャージを自動加算している上にさらにチップ欄があ
るなんて・・・よほどサ ービスに自信があるのでしょうね、とイヤミのひとつも言いたくなりますよね

例えばそのホテルが大好きで、いくら感謝しても足りないと感じる程に素晴らしいサービスを満
喫させてくれる。その満足感を表現しようとチェックアウトの時、カウンターに100ドル札を積み
上げて「これが私の気持ちです!」 とやってしまうような、太っ腹なゲストがいたとします。け
れどホテル側としては、そんな行動は格式と品格を重んじる当方としてはちょっと見場が悪い・・
と悩んでしまう。結果、請求明細にチップ欄を設けて、謙虚にその ゲストのお礼をお受けしよう
ということになった。とまあ、こんな経緯があったのでしょうか・・・? 

実際、バンコクの某有名ホテルで、中近東の富豪らしき人物が、滞在中の無礼講
に対してと、チェックアウトの際にキャッシュを積み上げて「チップです」と差し
出す光景に出合ったという話もありますから、まんざら冗談では ないのです。



支払わなくても、「空欄」は危険!

もし追加でチップを支払う必要がない場合でも、「TIP」欄を空欄にしておいてはいけません!
 それはあまりに危険です。なぜかは知りませんがホテルには、チェックアウト後にチャージ漏
れがあった場合、勝手にゲストの申告漏れと決めつけて、ゲストの許可なしにサインしたもの
を書き直す権利(!?)があるらしく、空欄はその標的にされかねないのです。下手すると、
クレジットカードチャージがひと桁アップしていても、文句を言えないかもしれません。です
ので、そういう時には大きくはっきりと「ゼロ」を記入した方が安全です。しかしこれでは
「何のためのサインか!?」という新たな疑問が残りますけれど・・・。



ベルデスクに荷物を預ける

ベルデスクに荷物を預ける時は、荷物を持っていってくれた人から引換券(半券)を受け取る時に
まずチップ。そして部屋に荷物を運んできてくれた人にもチップ。この両方にチップを支払うのが
マナーです。ただし両者が同じ 人の場合には、まとめて1回の支払いでも構いません。1個では1
ドル、2個 では2ドルですが、3個以上の荷物では2~3ドルが目安です。

チップは、サービスの直接の行為者に対して支払うのが正当ですが、ホテルによってはベルデスク
(ベルボーイ)でのチップの処理の仕方が違います。ひとつは個人のポケットに入る場合。もうひ
とつは、ベルデスクとしてプー ルし、ベルキャプテンが役職、年功、仕事ぶりなどの判断基準に
基づき、分配する仕組みです。後者であれば、誰に支払ってもいいわけです。ですが、やはりサー
ビス提供者その人に、そのサービスを感謝し支払うのが一番でしょうし、相手も喜ぶはずです。






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最終更新日  2019年11月24日 22時43分38秒



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