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Selfishly

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久遠の輪舞(前編)3章



・・・・・ 『久遠の輪舞・前編』第3章・・・・・


             *オフ本よりアップ



 ~  ostinato《一定の反復》 ~


 
 それから、幾つかの年と、幾つもの季節が過ぎ去っていった。
 幼かった頃の自分と、今だ年若いとしか言われない年齢であろうと、
 今の自分は昔とは変わっていると言える。
 人はそれを成長と呼ぶのだろう。

 幼い頃抱いた誓いは、エドワードの精神を成長させていた。
 甘えは減り、頼る事を覚えていく。 そして、自分が背負える責任の範囲も、
 きちんと読み取れていけるようになっていた。
 トラブルに巻き込まれるのは相変わらずだが、無用に首を突っ込む事は控えるようになり、
 自分の情勢に鼻が利くようになった。
 事前に察知するよう心かけるおかげで、対応や対処も素早くできるようになったのが、
 意外に時間のロスを喰わない方法だとも、後々判ってもきた。
 反発ばかりしていたロイとも、共同戦線も張れる知恵も身に付いて、
 最近ではロイに『上司をこきつかうな』と苦笑いされることもしばしばだ。
 
 そんなエドワードの成長を、皆が安堵して、そして、少しの痛みを持って受け止めていく。
 安堵は、エドワード達への被害が軽減されることから。
 痛みは、僅か十五や十六の子供が、そうならねばならなかった事を慮って。
 皆の心情とは別に、エドワードは前に進む事を決めていたのだ。
 自分が本当の意味で、大人にならなければ、得れないものも有ると判ってから。 




「こんちは~、大佐居る~?」
「もう、兄さん! 挨拶くらい、ちゃんとしなよ。
 お久しぶりです、こんにちは」
 既に名物と化している兄弟の来訪に、部屋の中が途端に明るくなる。
「やったー! 俺の勝だぁ~」
 諸手を上げて、兄弟を歓迎しているのは、兄弟の兄貴分と自認しているハボックだ。
「ええっ~、そんなぁー。 絶対、何か有ると踏んでたのに…」
 涙目になっているフユリーが、乏しくなった財布の中身を数えている。
「よぉ、今回は日程どうりの期間か、珍しいな」
 苦笑交じりのブレダの言葉に、エドワードは当然と胸を張っている。
「別っに、いつも俺が遅れたいわけじゃないぜ。 たまたま、ほ~んのたまに、
 事故とか事件とかに巻き込まれるって言うだけで」
「そうなんですよ、今回は珍しく、な~んにも起こらなかったから、
 二人とも身構えて多分、拍子抜けした位です」
「こ、こらアル! 余計な事言うな」
 慌てて両手の平を、アルフォンスに向けて振るエドワードの様子に、
周囲から爆笑が起こる。
「って事は、自分でもトラブル体質だって、自覚はあるんだな」
「でも、注意一秒、怪我一生って言いますから、用心するに越したことはありませんよ」
 皆からのからかいや、思いやり深い言葉に、ヘヘヘと笑って受け止める。
 そして、思い出したように尋ねてみる。
「んで、今回は何の賭けをしてたんだよ?」
 その問いに、皆から掛け金を徴収しているハボックが、嬉しそうに答えてくる。
「おう、今回は、お前さんたちが到着するのは、いつだ!で賭けてたんだ。
 お前らを信じていた、俺様の勝ってわけ」
 得意げに告げられ、二人は苦笑するしかない。 別段、きちんと戻らないわけではないのだが、
 妙に足止めを喰う出来事に遭遇しやすいのか、告げていた日程がずれることも多々あるからだ。
「ハボック少尉、掛け金の分配は正確に。 確か、大佐も期日どうりに賭けてらしたはずよ」
「大佐が?」
 ホークアイの言葉に、エドワードが思わす言葉を漏らすが、小さすぎたそれは、
 次のハボックの言葉に、かき消されてしまう。
「えぇ~、大佐は掛け金なんか、要らないんじゃないっすか?
 だって、毎回賭けるのも、験担ぎだって言ってたじゃないですかぁ」
「それはそれ。 きちんと告げてから、お伺いして」
 ホークアイ中尉の鋭い指摘に、ハボックが悄然としながら了承を伝える。 
「大佐が、僕達の帰りに験を担ぐんですか?」
 不思議そうなアルフォンスの質問に、ええとにこやかに微笑を返す。
「そうなの。 無事に戻れるようにって、願いなんでしょうね。
 一度、皆に混じって賭けられた時、あなたたちが約束どうりに戻られてから、
 毎回「無事に戻る」に賭けられる様になったのよ」
 その思いかけない言葉に、エドワードもアルフォンスも驚きを隠せない。
「何だか、大佐に願掛けって似合わないよなぁ」
「う…ん、ちょっと想像出来ないかな、僕も」
 エドワードの辛らつな言葉に、アルフォンスも遠慮気味に賛同を返す。
「んで、大佐、出かけてるの?」
 そのエドワードの問いかけに、大きく頷いて返す。 それも、とびっきりにこやかな笑みを付けて。
「ええ、誰にも告げずに…ね」
「って事は…」
 笑顔なのに、ヒシヒシと怖さが伝わるホークアイの気配に、周囲をこっそりと見回せば、
 皆が一様に彼女の気配に小さくなっている。
「エドワード君たちは、この後資料室に?」
「えっ、そのつもりだったけど…、急がしいなら、また出直すし…」
 腰の引けているエドワードに構わず、ホークアイは鍵を取り出して、エドワードに持たせる。
「いいのよ、鍵は預かっていたから、使って頂戴」
 ニッコリと微笑まれて鍵を渡されれば、頷くしかない。
「う、うん…、ありがとう」
「いいのよ。 で、ついでにもし見かけたら、さっさと戻られるよう、お伝えしておいてね」
 迫力あるホークアイの言葉には、無言の圧力を感じずにおれない。
 二人して、コクコクと頷いて部屋を出て行く中、成り行きを見守っていた男連中から、
 頼むぞの小声の声援が送られていた。

 部屋を出て、はぁーと大きなため息を落とすと、二人してその後の行動を打ち合わせする。
「取り合えず、一応だけでも見回してみるか…。
 んで、見つかっても見つけられなくても、資料室で落ち合おうぜ」
 面倒くさそうなエドワードの反応とは逆に、アルフォンスは気負い込んで返事を返してくる。
「うん! 見つけて上げないと、中尉が困るものね。 僕、頑張って探索するよ」
「ああ…そうか…? じゃあ、俺は外を見回ってから行くから…」
「うん、僕は建物の中を、隅から隅まで探るね!」
 それは自分たちの目的とは違うのでは…と言う問いは言葉にせず、エドワードは遠くなる弟の
 後姿を見送りながら、やる気無さ気に、建物の外へと出て行った。 
「べっつに大佐も子供じゃ無いんだから、ほっとけば戻ってくるってのに」
 ぶつぶつと不満を零しながら、行き当たりバッタリで歩き進めていくうちに、
 気が付くと中庭へと辿り着いていた。
 グルリと見回しても、昔見つけたようには、大佐の姿もなかった。
 なのに、妙にこの場所が気になるのは、まだ問いに答えて貰っていないからだろう…。
 昔の自分は、年齢以外に幼すぎた。

 相手からの好意を期待しては、得れないと悲しがり。
 真実を告げてくれないと、悔しがっていた。

 そんな駄々を捏ねる子供に、ロイが持つ真実を受け止めれる筈も無かったのに…。

 一通り見渡すと、エドワードは戻る為に踵を返す。
 そして戻りながら、今ならと考える。
 今なら、あの時に貰い損ねた答えが得れるのではないか、と。
 世間を旅し、色々な事件に巻き込まれていく内に、エドワードも大人へと育っていっている。
 世間は自分が思っているように、白いばかりではない。 逆に仄暗い部分を抱えているからこそ、
 人は皆、賢明に生きていこうとしているようにも見える。
 当然、ロイやその部下達、他の軍人達のように、凄惨を嘗めるとは行かないだろう事は、弁えてもいる。
 だが、自分は自分なりに受け止めていけるようになったのでは、ないだろうか…。
 それとも、やはりまだまだ子供のままなのか…。

 そんな思考に浸っていると、気が付けば資料室の扉の前までやってきていた。
 大きく深呼吸をして、思考に区切りをつけながら、貸して貰った鍵で扉を開ける。
 照明が点いてない状態では、窓の面積が少ないこの部屋は、やたらと薄暗くなってしまうが、
 エドワードはそんな混沌とした暗さが、結構好きな空間だ。
 勝手知ったる、慣れ親しんだ場所を進んで行くと、ゆらりと上がった人の気配に、思わず声を上げそうになる。
 そして、暗闇に慣れ始めた目に、その相手の姿が認識される。
「な…んだ、あんたか・・よ」
 緊張を解いて、大きな吐息を吐き出すと、そんな相手の様子に、ふと既視感を抱く。
「やぁ、無事に戻れたようだな…」
 億劫な相手の声に、ふと気づいた事を聞いてみる。
「寝てたのか?」
「そのようだな…。 探していたろ、私を?」
 誰がとは言わないが、エドワードにはそれが自分を指している事を過去に聞いている。
「…相変わらず判るんだ」
 不思議と嘘だとは思わなかった。 これが2度目だからかも知れない。
「そうだな、相変わらず。 何故かは、判らないままだがね」
 そのまま沈黙する相手の様子を、エドワードは気づかれないように窺ってみる。
 両の足を机の上に投げ出して、両手を後ろでに組んだ状態で、椅子の背もたれに預けている。
 だらしないことこの上ない格好だ。
 副官のホークアイにでも見られたら、即座に叱られる事だろう。
 エドワードは、どうしようかと思案に困る。 中尉の言いつけを守るなら、
 大佐には急いで仕事に戻ってもらわなくてはならない。
 が、目の前で全てを投げ出している、自暴自棄な大佐の様子から察してやれば、
 戻りたくないという事なのだろう…。
 暫く逡巡した結果、エドワードは自分の目当ての本を持ち出して、
 大佐を監視できる範囲に腰を落ち着ける。
 これなら、出て行こうとした時に、中尉の言葉を伝えれるし、出たがらない大佐に
 無理を言う必要もないだろうから。
『大佐も餓鬼じゃないんだ、切りが付きゃ、戻るだろうし…』
 そんな風に考えるエドワードの思考の根底には、相手への信頼が芽生えてる程には育っている。
 本人は気づかずに無意識に浮かぶ位には…。

 暫くは無言の時間が過ぎていく。 大佐はだらしなくも器用に、椅子の後方に体重をかけて、
 驚く程バランス良く椅子を揺らしては、天井を見上げている。
 エドワードはそんな相手を気にしつつも、目の前の資料から、取りこぼしの無いようにと読み耽っていく。
 そんな時間がどれ程続いたのか、集中し始めていたエドワードの耳にロイの声が飛び込んでくる。

「君は、嫌になる時などないんだろうね…」
 独り言のように呟かれている言葉。 エドワードに聞かせようと思ってのことでは無いのかも知れないほど、
 小さな呟き。
 そして、沈黙。 
 エドワードは、そんな相手の勝手気ままな言動に、むっとさせられる。
 言いたいことだけ言って、答えは自己完結で明かさない。
 そんなロイの態度は、まるでエドワードが昔のまま育っていないと、思っていると言っているようなものだ。
 
 だから気が付けば、言葉が勝手に飛び出していた。
「あるに決まってんだろ、バ~カ!」
 言った直後に、妙な奇声が上がる。
「おわっ!」
 どうやら、驚いてバランスを崩したロイが、倒れそうになったらしい。
 内心、いい気味だと思いながら、視線は向けてやらないまま、言葉を続けていく。
「俺らが求めてるものは、幻か御伽噺かって代物だぜ?
 そんなもんを、現実チマチマ追い回ってて、嫌にならないとしたら、
よっぽどの阿呆か、理想郷に住んでる信徒位だろうぜ」
 言うだけ言って、ロイの事は無視して目の前の本に集中している振りをする。 
 確かにロイにとっては、気ままに旅を続けている自分たちが、自由に生きているように
 思えるのかも知れないが、事実はそんなに甘いものでも、勿論楽しいものでもない。
『そんな事、あんたが一番、解っているだろうに…』 
 解ってくれている筈だと思っていた相手からの、余りの仕打ちに、エドワードは腹を立てるのを
 通り越して、呆れてしまう。
『結局、大佐にとって俺は、まだまだ子供ってことか…』
 沈み込んで行く気持ちを止めたのは、その後に続くロイの言葉だった。
「じゃあ、どうして君は…」
 打ち切られるとばかり思っていた会話が、ロイの問いによって続くのだと判って、
 思わず顔を上げ、相手に視線を向ける。
 ロイから聞き返された言葉は、語尾が隠されていたが、エドワードには彼が言いたい事が解る気がする。
 だから、答えを返してやる。
「どうしてそんなに、必死なのかって?」
 すると、僅かばかりロイの瞳が瞠られたのが判った。
 そんな相手の反応に、少しばかり気分が浮上させられて、エドワードは淡々と話していく。
「俺らは決断した、だから、それを成す。 なら、それに近づく努力をするしかないだろ?
 面倒で、しんどくて、嫌な事が山ほど有っても、それしか近づく一歩がないんなら、
 ・・・・・ やり続けるしかないじゃんんか」
 自分に言い聞かせるように話すエドワードに、ロイはじっと見つめ視線を外さないでいる。
 そして、躊躇いがちに口を開いて。
「…… 止(や)めるという選択は?」
 そんな質問に、エドワードは思わず苦笑を浮かべる。 
 判っているはずなのだ、ロイにしてみても、自分達にしてみても、そんな選択は有り得ない事など…。
「止めれる程度の、覚悟と決断なら、はなっからするわけないだろ?」
 (あんたも、俺らも…) 言外の思いを知らすように、そう瞳で語ってやる。
「止める事になる時があったとしたら、それは止めるんじゃなくて、
止(と)められた時だ…な、死んじまって・・さ」
 言うだけ言い、語るべきことを語り終えると、エドワードは真っ直ぐと視線を相手に向ける。
 二人の視線が、交わり交差する時間は、どれ位の間だったのだろうか。
 随分長く睨みあっていた気もするし、瞬く間に解かれたような気もするが…。
 視線の先では、大きく息を吐き出している相手の様子が見える。
 肩で大きく息を吐き出した後、ポツリと言葉を吐きだした。
「そうだな…」

 そして次に視線を合わせて来た時には、いつものふてぶてしい笑みを湛えた、良く知っている相手だった。
 自嘲交じりの苦笑を浮かべては、格好つけた仕草で肩を竦めて見せてくる。
「全く…、格好悪すぎるな、私も。
 その点君は、偉く格好好過ぎじゃないか?」
 そう笑ってくる相手は、すっかりと元の彼の様子だった。
 そんな相手の様子に、エドワードは自分の言いたい事が伝わった事を、内心嬉しく思っている事は
 おくびにも出さずに、にやりと笑い返して言ってやる。
「勿論! 俺様だからな」
 胸を張り、親指で自分を指しながら、そう告げてやると、笑いを噴出した相手に、
 エドワードも再開してから初めての、笑い声を上げる。
 暫く笑い合い、息が落ち着いてくると、エドワードはロイの見ている前で、ひょいっと肩を竦めて、
 少しだけ唇の端を上げる。
 それは笑みと言うには、哀しすぎるものではあったが…。
「と、言いたいところだけど…。
 別に、格好いい時ばかりでもないぜ?
 駄々捏ねて、癇癪起こしてる時もあるし、無様に…転がり回ってる時も…ある。
 …でも、別にいいんじゃない? 格好悪くてもさ。
 それで元気が戻るんなら。
 (戻って、また歩き出す事が出来るのなら…)
 たまには、そんな時の、自分があっても・・さ」
 知らず浮かべられた弱弱しい笑みの中には、色々な複雑な感情が混ぜ合わされているのが、
 ロイにも見て取れた。
 
 頑張らなくてはいけない筈の自分を詰る気持ちと、
 頑張り続けるには弱い、人と言う自分。
 夢と希望を抱きながらも、絶望と不安を生み出す自分。
 強くて、脆い自分と言う存在。
 時に怒りを感じる程腹正しく、どうしようもなく哀しくて仕方ない…そんな自分に対する諦め。
 自己嫌悪と欺瞞と強勢とが生み出すジレンマに陥りながらも、必死で足掻くしか方法が残されていないなら。
 それが今いる自分に課せられた、生きると言う事ならば…。
 
 そんなエドワードの毅然とした態度の中に、彼が決断した覚悟が見えてくる。
 ロイは静かに、視線の先に居る少年を見つめる。
 心の中で、静かに深く頭を下げながら…。

「そう…だな。 少し休んだら、もうひと頑張りするとするか」
 う~んと背伸びをして、立ちあがる様子を見せるロイに、エドワードは知らず頬が綻ぶのを感じていた。
「そうそう、頑張るしかないって。
 って、でもあんたはサボリ過ぎ! 
 サッサと戻らないと、さっきから中尉が探してたぜ、こ~んな形相でさ」
 指で眦を吊り上げて、ニシシと笑いながら告げてやると、途端に相手が慌て出す。
「それを先に言ってくれたまえよ!」
 放り出していた上着を引っつかむようにして、飛び出して行くロイに、エドワードは大きな笑い声で返してやる。
 そのまま飛び出して行くのだろうと思っていると、扉に手をかけた状態で止まり。
「貸し一つだな」
 と苦笑交じりの声が届いてくる。 
 だから、エドワードも返してやる。 わざとらしい大きな明るい声で、「ああ、利し付けて返せよな!」と。
 そしてそれに返った声は、エドワードの予想とは少し違って、酷く真摯な声音だった。
「ああ、期待していたまえ」
 それだけ言い終えると、大佐の姿は扉の外へと消えていった。

 独りになった部屋の中で、エドワードは自分の中に居る、嬉しがっている自分を感じていた。 
 ずっと遥か先を進む相手と、少しだけ近づけた自分に…。

 幼かった時にはぐらかされた答えは、まだ貰っていないが、それでも自分が言った言葉が、
 相手に受け止めてもらえる程度には、自分も成長できているのだ。
 
『急ぐこと、ないよな』
 全てを理解できる事も、一足飛びに近づける事も、そんな事は不可能に近い。 だから、自分は自分に出来る範囲で進んでいこう。
 そうやって進み続けてさえいれば、今日のように、少しだけ相手の本音と邂逅できる時が、きっとまた来るから…。

 そう思い直して、目の前の本に集中する。
 今自分に出来る事を、一つ一つこなして行く為に。



 
 そうやって、二人の想いは緩やかに交差し、離れては、更に近づいていく。 繰り返して奏でられる輪舞曲のように。
 最後に逢えるパートナーに出会えるまで、繰り返し繰り返し奏でられる曲に舞い踊らされながら…。




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