鴨がワインしょってきた

2012/01/23(月)02:35

電車で勝沼のカーブに行った。

日記(145)

 前週末、雪が降る中、電車で勝沼のトンネルカーブに行った。自宅に買ったばかりで飲めないワインがたまるし、飲みたいワインも取りにいきたいし、ということで、寺田倉庫によってからクルマで行く計画をたてていたものの、あいにく関東地方に雪が降った。このためだけにスタッドレスタイヤを購入してはくのもバカバカしく、旅行の中止も考えたが、予定を一部見直して電車で出かけることにした。  行きは新宿から高尾まで京王線、高尾から勝沼ぶどう郷までは中央線の鈍行を利用した。府中あたりから降雪がはっきり確認できるようになり、高尾でもかなり寒かった。  小淵沢行きの電車に乗って大月を過ぎ、初狩あたりに来ると、まるで雪国のように雪が積もっていた。 「これはダメか。雪で道がまともに歩けないようなら、電車でそのまま帰るしかないか」と危惧したが、勝沼の手前の甲斐大和駅を過ぎると山肌に雪がある程度となり、勝沼の道路にはうそみたいに雪がなかった。東京より気温が高かったようだ。こんなこともあるんだな。  駅からトンネル・カーブがある場所まで、やはり旧国鉄時代のトンネルを利用した遊歩道がある。はじからはじまで徒歩で20分ぐらいかかるのだが、この道は数日前に閉鎖されていた。安全工事をした上で来年春に再開通だそうである。東日本大震災やその後の地震で平日に閉鎖されていたこともあったが、それでも週末は開けてくれていた。閉鎖は残念。  仕方がないので、駅からタクシーで行く場合と同じように、甲州街道までいったん降りて、もう一度登る道を歩くことにした。ブルゴーニュでたとえていえば、ヴォーヌ・ロマネの中心部からいったん国道におりて、しばらく北上してからシャンボール・ミュジニー村にいくような感じで、かなり道のりが長くなる。今回、閉鎖されて通れなかったトンネルは、このたとえでいうとロマネ・コンティからミュジニーまでのグランクリュ街道あたりになる。  雪は道路に見当たらない。近くのぶどう畑では、枯れたぶどうの枝を燃やしていた。歩道は状態のいいところと悪いところがあり、カートを引いていると車輪が乱れ、ストップしなければならなかった。  途中、明治維新のころの古戦場で新撰組の近藤勇がある場所で左に折れ、再び山側へと入っていく。ここからカーブまでの登り道はかなりきつい。車で通過すればものの1-2分なのだが、日ごろの不摂生がたたり、かなりこたえた。  結局、勝沼ぶどう郷駅を10時過ぎに出発してからちょうど1時間ぐらいかかった。 (続く。後日、大幅に加筆する予定)

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