|
カテゴリ:心理的スピリチュアル
ずっとずっと 「~ねばならないことは【ない】」 とお伝えしてきました。 人は誰でもそれぞれの「モノサシ」があります。 それは言い換えれば「価値観」「こだわり」「執着」のようなものです。 ここ、ちょっと難しいですが、 「自分軸」、自分の「価値観」を持つことは大事なんですね。 ですが「~ねばならない」と思わないこと。 「ねばならない」ということは、それ以外は全て否定するということになりますね。 白か黒か。 そのどちらかしかない、価値観。自分軸。 その持ち方、考え方は大変危険です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 少し前の事になりますが、 この冬「カルテット」というドラマを観ました。 結構ハマりました❗ このドラマはまさに人の「グレー」の部分に焦点を当てていたと思っています。 カルテットの四人、それぞれにもドラマがありますが、 その中で松たか子演じるマキさんは、幼少期に母が、自転車に衝突される事故に遭い、亡くなってしまいます。 加害者は中学生でした。 マキさんは、2億という賠償金の受取人になります。 母は再婚していたので、マキさんは義父に育てられます。 義父からDVを受けます。 賠償金の受取人であるマキさんを支配するのです。 そして義父は、加害者から賠償金を請求し続けます。 成人したある日、マキさんは戸籍を買って家を出て、別人として生きるのです。 「戸籍を買う」こと。 それは法律で罰されること。 そして、その後出会った全ての人を「騙していたこと」になります。 しかし、マキさんは完全に「悪人」=「黒」なのでしょうか? また、加害者の中学生は弟が生まれたという知らせを聞いて、病院へ急いでいた途中、事故を起こしてしまったのです。 この事故のあと、高額な賠償金を支払うことになった少年の家庭は崩壊。 その幼い弟とは生涯会うことはなかったと。 この加害者は「悪人」=「黒」なのでしょうか? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ このようにして、世の中の物事は決して「黒」か「白」に分けられるものではないと思うのです。 黒と白の間の「グレー」「中庸」の部分を持っていてもいいのです。 「グレー」の部分は言い換えれば、ハンドル等の「遊び」の部分。 「グレー」の部分、「中庸」、「遊び」を大切にしたいと思います。 「自分軸」。 持つことは大事。 でも緩やかに、柔らかく。 グレーの部分を残しておきましょう。 特に人に対して、「裁く」ことは控えた方が良いでしょう。 白か黒か、ではなく、合う合わないと捉えましょう。 白か黒しかない考え方は、危険ですし、つまらないよね。 *関連記事 ・「自分軸と~ねばならない」(2016/12/3) ・「自分軸を持って受け止める」 (2016/5/25) ・「軸の定め方」 (2014/9/28) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.11 18:58:36
[心理的スピリチュアル] カテゴリの最新記事
|