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カテゴリ:徒然草を読もう
第七十八段
今様の事どものめづらしきを、言ひひろめ、もてなすこそ、又うけられぬ。世にことふりたるまで知らぬ人は、心にくし。いまさらの人などのある時、ここもとに言ひつけたることぐさ、ものの名など、心得たるどち、片端言ひかはし、目見合はせ、笑ひなどして、心知らぬ人に心得ず思はする事、世なれず、よからぬ人の、必ずある事なり。 現代風訳 最近起きためずらしいことを言い広めもてはやすのは、感心しない。世間で言い尽くされてしまうまで、その事を知らずにいる人は奥ゆかしい。新参者がいる時、仲間内での話題や言い回しを、心得た仲間同士だけで言い合って、目を見合わせて、笑いなどして、意味を知らない人に不審に思わせることは、世間知らずで教育の無い人が、必ずやる事である。 ![]() ![]() ![]() う〜〜〜〜ん、ある意味「いじめ」ですかね〜。 いつの時代も似たようなものですね。 特定の人物を疎外することでうちうちで盛り上がる、・・・と。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.06 07:00:12
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