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2018.06.25
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カテゴリ:徒然草を読もう
第百二十九段
顔回は、志、人に労を施さじとなり。すべて、人を苦しめ、物を虐ぐる事、賤しき民の志をも奪ふべからず。又、いとけなき子をすかし、おどし、言ひ恥づかしめて興ずる事あり。おとなしき人は、まことならねば、事にもあらずと思へど、幼き心には、身にしみて恐ろしく、恥づかしくあさましき思ひ、誠に切(せつ)なるべし。是を悩まして興ずる事、慈悲の心にあらず。
おとなしき人の、喜び、怒り、悲しび、楽しだも、皆虚妄(こもう)なれども、誰か実有(じつう)の相(そう)に著(ぢゃく)せざる。身をやぶるよりも、心を傷(いた)ましむるは、人を害(そこな)ふ事なほ甚だし。病を受くる事も、多くは心より受く。外より来る病は少なし。薬を飲みて汗を求むるには、しるしなきことあれども、一旦恥ぢ恐るることあれば、必ず汗を流すは、心のしわざなりといふことを知るべし。
遥雲の額を書きて、白頭(はくとう)の人となりしためしなきにあらず。

現代風訳
 孔子の弟子・顔回は、人に苦労をかけまいと心がけていた。人を苦しめ、物を傷つける事、庶民の志を奪ってはならない。また、幼い子をだまし、おどし、からかって、大人が面白がることがある。大人にとっては、本当のことでないので何でもないと思うが、幼い心には、身に染みて恐ろしく、恥しく、嫌な思いは、切実なものだ。幼い子を悩ませて面白がることは、慈悲の心ではない。
 大人の喜怒哀楽、すべて実在しない架空の迷いなのだが、実在していないものを実在していると錯覚する「実有」の姿に、誰もが執着する。体を損なうよりも、心を傷つけるほうが、人を損なうことはいっそう大きい。病を受ける事も、多くは心から受ける。外から来る病は少ない。薬を飲んで汗を出そうとしても効果が無いこともあるが、ひとたび恥じ恐れることがあれば、必ず汗を流すのは、心のしわざであるということを知るべきだ。
 凌雲観の額を書いて、白髪頭になった例も無いわけではない。

(凌雲の額を書きて… 中国魏の能書家韋誕が、凌霄観という高楼の額を書くため、台に乗せられ、25丈(75メートル)の高さまで吊り上げられた。その恐怖で髪の毛が真っ白になった。『世説新語』にある記事。『十訓抄』では「凌霄」が「凌雲」に変わっている。)

四つ葉さくら四つ葉
「あなたは橋の下から拾ってきた子なのよ」とか、
「(生まれたての弟妹を前に)ふわふわで柔らかそう。食べちゃいたい。」とか
「ねないこだれだ。鬼が浚いにくるよ。」とか
・・・幼心には恐怖なわけです。
トラウマになったりします。





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最終更新日  2018.06.25 07:00:19
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