れみどりの☆楽・音・食・眠☆　　　　　☆らくおんしょくみん

「さあー。早く片付けないと！」と夏休みの宿題帳にとりくむ二女。
わたしはその横で、今受けている校正の仕事が大詰めで頭を悩ませていた。

二女が「うーん。もうわかんない。あとは明日部活で友達に相談しよう」という。
「どれどれ？何、漢字の宿題。アナタそんなのも分かんないの？」

…と首を突っ込んだばかりに、悩むことになった。

えーっと。
ほかの問題は全部すぐわかった。

「偏は同じものがつく単語。
　右側には一字目は　申。
　　　　　二字目は　土　」

これだけわからない。ひらめかない。中学２年生の宿題なんて、どうせさもない答に決まってるのにー。ああ、悔しい。と思いながら納品にでかけた。

編集長にそんな話をしたらば、向こうも傍らのメモ用紙に

　○申　　
　○土

と書き付けて、うーん……(;^^)

わたしは帰宅してすぐレッスンをしながらも、頭を悩ませていたのだが、ふとひらめいた。「あっっ。な～～～～んだ！」

レッスン直後に編集長にメールしたら、即返信がきて
「悔しい～。俺死にたい…」って。(;^^)
すみませんねえ。おさわがせしちゃって。そんなこと言わずお互い長生きしましょう。人生まだまだ面白いこといっぱいありますから。

因みに若い編集者のＫ氏は、即答したって。
社長のＴさん（わたしより一つ年上）はダメだったとか。
あはは。頭の柔らかさの差でしょうか。それとも単に若さ？

我が家ではその後帰宅した長女は、即答。
夫は……。
「うーん。うーん。言うなよ。絶対言うなよ。うーん」
食事中も悩み続けて、傍らのメモには、珍しい漢字がたくさん。
『目に申（目にもの申すってか？）。金に申。矛に申……』
苦労している。

ついにお風呂で「ひらめいた！」と嬉しい顔してさっぱり上がってきた。
よくがんばりました！

自分で考えもせず、ただにやにやしてた二女って、何なの？っと思ったけれど、そもそもわたしが勝手に首を突っ込んだのだった。

ところでみなさなん、即答できました？
「簡単じゃ～ん」なんて言った人には、もうひとつ宿題。

「漢数字を含む日本の都道府県名は何？」