カテゴリ:夫
日曜日。天気が良いので大々的に洗濯~掃除。ごみためのような子ども部屋も、娘二人が自発的に窓を開け放って掃除している。自分たちが動いていると、わたしがどっかりパソコンの前に座ろうモノなら、即「おか~さん!またパソコン???」と声が飛ぶ。(;^^)いやーん。今まで洗濯干してたじゃないの~~。と言っても「たまにはピアノくらい練習したら?」と容赦ない。
「昨日だって出演だったし、さっきも打ち合わせで弾いてたし…」 「言い訳してもだめ~~。出演は仕事でしょ。練習じゃないもーん。毎日練習しなさい!」 厳しい…(T_T) 「仕方なく」、バッハのインベンション全15曲、バルトークミクロコスモス1~2巻、モーツアルトの幼年時代の作品集…などなど、易しい曲ばかりどんどん弾いてみた。弾きだしたら止まらない…(^_^) モーツァルト:幼年時代の作品集/ロンドンの楽譜帳 〔全音〕 これは、水曜日に東京での公開レッスンの教材になる予定の曲を抜粋して弾いてみた。前回は午前のセミナーだけだったが、今度から午後にも北村智恵先生による公開レッスンが行われることになり、ブログのみなさんと会う時間もとれそうにない。残念だ~~~!でも「指導のための」公開レッスンは楽しみ。みなさんとはまた近いうちにお目に掛かれますように!) バッハは、先日紹介した、ショパン社のものを使って弾いた。 バッハインヴェンション分析と演奏の手引き分析:小鍛治邦隆演奏の手引き:中井正子 小鍛治氏の解説が非常にためになった。基本的に「作曲技法の勉強」という観点で分析してある。もちろん難しくて???という箇所もたくさん。そこは読み飛ばして、わかりそうなところだけ拾い読み。弾いてみたら「なるほど」と分かることも多々あり。 装飾音すべてについて中井正子さんによる奏法例が載っている。これまでも概ねこの通りに弾いていたが、部分的に新しいものもあり、参考にしてみた。ふむふむ、とてもためになった。八分音符の「スタカート」か「ノンレガート」かの奏法の違いは原則があるのだろうか?生徒に聞かれたらわたしは明確には答えられない。でも校訂通りの弾き方にしてみると、曲のもつ性格がはっきりしてくるようだ。フレージングも多少違った理解をしていたところもあった。もう少し念入りに勉強したいが、いかんせん、時間がない~(T_T) でも同じ版のシンフォニアもぜひ買ってこよう! ミクロコスモスは、以前からもっていたものとSheet music plus社から購入したもので6巻まで揃ったので、ときどき「今日は○巻」と思いつきで弾いている。半額程度で買えて万々歳!バッハやモーツアルトとセットで弾くと、対位法的な練習も意識的にできて、とても面白い。 ◇◇◇◆◇◇◇ さて夕方、昨日から草津温泉に小旅行に出かけていた夫が帰宅。留守中に台湾から荷物が届いていた。中身は眼鏡(老眼鏡!) いきさつはこうである…… 連休中滞在した台湾のある宿を出てから眼鏡を置き忘れたことに気付き、夫は漢字の羅列で手紙を書いた。 「眼鏡を置き忘れました。枕元のどこかだと思います。もしあったら、日本のこの住所に送ってください」 200元を送料として同封したそうだ。 すぐ折り返し電話が掛かったらしい。 「部屋を調べましたが、見つかりませんでした」 夫はほかにも、韓国で安く作った老眼鏡をいくつも持っているので、仕方ないか…と諦めていた。 ところが帰国してまもなく、再び電話がかかった。たどたどしい日本語混じりであったそうだ。 「きっと、くじ引きか、『お前少しは日本語わかるんだから掛けろよ』とか押し付けられたかで、やっとの想いで掛けてきたんだろうなー。若い女の子だったヨ」と夫。 「寝台の奧に落ちていたのが見つかった。明日行くよ」 「??? (日本に来る人にでも託すのだろうか??)」 「眼鏡、行く、行く」 「!! 郵便で送ってくれるんだね?」 「そうそう。そのとおり」 多分、10単語くらいで成り立った会話だったろう…(;^^) その「眼鏡」が、小さな小さな小包で届いたのだった。差出人と宛名に綺麗な文字が並んでいる。夫は 「きっとあの電話の女の子の字に違いない!」といってニソニソしている。 「えー。この字はきっとおじいさんだよ!達筆すぎ」と私。 差出人の中国名は、男か女かさえ班別できない(;^^) 問題の送料は、90元ちょっと。夫の送った200元で充分足りていた。でも、2度も掛けてくれた電話料金はそこに含まれていない。それと、女の子の「ドキドキ」の気の毒料もね。 「台湾の人は、やっぱり親切だな~」と、改めて台湾ファン度が増した夫である。(^_^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[夫] カテゴリの最新記事
|
|