テーマ:今日の演奏会(459)
カテゴリ:音楽
8月25日(木曜)
行ってきました、サイトウキンン! ぎりぎりまで、「今日こそは小沢征爾氏が振れる…」と期待していましたが、会場についたら、手書きの掲示が。やっぱり、ダメだったみたいです(>_<) 5時30分の時点ではお医者さんもOKを出したそうですが、宿舎で横になっていた小澤氏、いざ本番直前6:10、ベッドから起き上がろうとして起き上がれなかったと。6:20になっての「降板決定」だそうです。残念~~T_T でも、一昨日の公演評もとってもよかったんです。娘と二人、バレエとオペラを徹底的に楽しもうと思いました。 ーーーーー ベーラ・バルトーク バレエ『中国の不思議な役人』op.19 台本:メニヘート・レンジェル 初演;1926年11月27日 ケルン国立歌劇場 オペラ「青ひげ公の城」 op.11 台本:ベーラ・バラーシュ 初演:1918年5月24日 ブダペスト国立歌劇場 *2本立て・4回公演・上演時間約2時間(休憩あり) フィレンツェ歌劇場との共同制作による新作 演出・振付:金森穣 空間:田根剛、リナ・ゴットメ、ダン・ドレル(DORELL. GHOTMEH. TANE / ARCHITECTS) 衣裳:中嶋佑一(artburt) 照明:伊藤雅一(株式会社 流)、金森穣 出演: ミミ:井関佐和子 中国人:中川賢 中国人の陰:櫛田祥光 悪党3:宮川愛一郎 悪党2:藤井泉 悪党1:真下恵 老人:藤澤拓也 学生:宮原由紀夫 ダンス:Noism1 & Noism2 合唱:SKF松本合唱団 青ひげ公:マティアス・ゲルネ(バリトン) ユディット:エレーナ・ツィトコーワ(ソプラノ) 吟遊詩人:アンドラーシュ・パレルディ ダンス:Noism1 & Noism2 指揮:沼尻竜典(中国の不思議な役人)、小澤征爾(青ひげ公の城) …でしたが、オペラの指揮は小澤さんのアシスタントのピエール・ヴァレー氏となりました。 バレエで主演のミミを踊った井関 左和子さんのブログ すばらしかったですよ~\(^o^)/ 金森さんの演出、妖しく美しく、照明使いも印象的で、松本市民芸術館の舞台をよく生かしていると感じました。黒子の「陰」達が得も言われぬ緊張感を与えていました。顔をもたないって、なんと不気味…。 ダンスの「Noism」の面々は、演出の金森氏が芸術監督を務める新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあの専属ダンス・カンパニーだそうです。見事な踊りでした。L1にも見せたかった! バルトークは、すごい音楽を書いたんだな~!と、バレエでは、踊りと音楽の融合、一致に、感動しました。ただ、オペラのほうは、ずっと暗い舞台、動きのあまりない歌い手たち…で、緊張感はもちろんありつつ、演出や照明の意図も充分理解しつつ、ちょっと単調な印象を持ってしまいました。なにより、オケの印象が薄かった…。 ヴァレー氏も、丁寧にしっかり振ってらしたはず。でも、バルトーク的な、きらめくような響きや色彩感、リズム感が、期待程ではありませんでした。 やっぱり小澤さんじゃないとだめなのか…T_T サイトウキネンとしての価値は、充分あった公演でしたから、満足して帰途につきましたけど! L2はバレエを見て、ものすごく切実に「身体を鍛えたい!」と思ったそうです。「自分の身体を、思いどおりにコントロールすること」ができるダンサーたちに、ただただ感動したようです。ダンスだけじゃない。歌も楽器演奏もそれを作った作曲家も。人間てすごい…!って、わたしは「一流」に触れるたび、いつも思います。 ーーーーー これを書いているのは日曜の夜ですが、昨日(土曜日)公演では、無事小澤氏が振ったそうです。L2と二人で「よかった!」と思わずTVのニュース画面に手を叩いてしまいました。夫が不思議そうに、「悔しくないのか?」って。いや~、残念ではあったけれど、悔しさは無いわ。 小澤さんには、まだまだがんばってもらいたいのです。もっともっと、感動を伝えてもらいたい。 どうぞ、完全復活を!! 心から祈っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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