れもん・は～と

今日も朝からι(´Д｀υ)ｱﾂｨｰって感じだけど、玲子ちゃんがいないから炊事洗濯って朝から大忙し・・

でもって何故か今年は７月の終わりじゃなくて今日やる事になってる相模川の花火大会があるから、麻耶も朝からやや興奮気味・・

そんなこんなで「お昼はどうしようか？」ってやろうとしたら、「兄さん、そろそろ・・」って真由美ちゃんがパパに言ったモンだから、麻耶は外食が出来る事で大喜び・・

真由美ちゃんの希望って言うか意向って言うか、ボクが付き添いをする事になって、自分が痛いのは何とか我慢するって言うか耐えるしかないのは分ってるけど、真由美ちゃんが目の前で歯を喰いしばって痛みに耐えてる姿は、見てる方が辛いって思ってたら、「ナースになったらこんなモンじゃないぞ・・」って真由美ちゃんに言われて・・・

ボクが選ぼうとしてる職業を、身をもって体験させてくれてる真由美ちゃんを裏切らないように、顔を背けないように必死に耐えて、「本当は出産にも立ち合わせたかったんだけど、いくら肉親って言っても高校生じゃ無理だよね・・」って言う真由美ちゃんが分娩室に入っていった時にはもうグッタリって感じで・・・

真由美ちゃんが分娩室に入ってから１時間くらいして叔父さん（真由美ちゃんのご主人）が到着して、挨拶もソコソコにさっさ白衣を着て分娩室に入ってっちゃって、またまた待合室でひとり待たされるボクの耳には、時々真由美ちゃんの苦しそうな呻き声って言うか悲鳴が聞こえて、耳を塞ぎたいのも必死に堪えて・・・

よくテレビなんかでは分娩室の方から赤ちゃんの泣き声が聞こえて、看護師が出てきて「おめでとうございます、元気な～」なんてシーンを見かけるけど、何となく分娩室のドアが開いて、ストレッチャーに乗せられた真由美ちゃんと赤ちゃんが出てきて、真由美ちゃんから事情を聞いているのか若い看護師（♀）がボクのトコに来て、「女の子だったよ・・」ってポンと肩を叩いて・・・

パパに電話をしたらすっ飛んできたけど、麻耶はまだ赤ちゃんを抱っこできないんでチョッと肩透かしを喰らったみたいな表情で・・

でも、新生児室のガラス越しに見た初めての従兄妹に、「可愛い～」を連発してて・・・

でもって、今日は赤ちゃんを抱っこ出来そうが無い事を悟ったのか、今度は「花火大会ぃ～」って始まったんで、ソッコー家に帰って管理人のオバさんに頼んで玲子ちゃんの学生寮の屋上へ・・

この夏最後の花火はチョッと遠かったけど、遠くに見える花火が何とも言えなくて・・・