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カテゴリ:演劇
アトリエ新派のお芝居。主演は2代目英太郎。一幕目からテンポが速く、英さんの台詞も「渡る世間~」の橋田寿賀子ドラマ並みに盛りだくさん。ずーっと誰かがしゃべっているので最初はちょっとうざったいような気がしないでもなかったけど、後半の英さんの見せ場はさすがだ。その貫禄といい、もう最後はすっかり吸い込まれてしまった。新派はあとどれくらい持つのかわからないので、今のうちにせっせと観ておこう、と改めて思った午後でした。
ところで、この芝居の舞台は横浜だ。物語の舞台となった「岩亀楼」は1859年の横浜開港時に実在したど派手な遊郭。今の横浜球場のあたりが遊郭街だったとか。横浜の歴史は色んなところで何度も読んでいるが、こうして芝居として観てみると、また別の感慨が湧く。来週の土曜日には、ペリー総督のご子孫の講演会を聞きに山手に行く。横浜については知りたいことがまだまだ沢山ある。 ふるあめりかに袖はぬらさじ 「このお園さんと来た日にゃ、ふるあめりかにに袖も何もかもびしょぬれだよ」 21世紀に生きる私にとっても、最後のこの台詞が妙にジーンと来てしまった。アメリカかぁ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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