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風が伝えた愛の詩

風が伝えた愛の詩

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September 10, 2009
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無謀なさる子は さる子ママの娘である。
このさる子ママ 幼き頃に実の父母と別れ 一度も会ったことのない実の妹は消息知れず
大変な苦労をして大人になり
さる太と一緒になってからは三人の子供に恵まれ 家族というものを知る。

さる太が「結婚してくれなきゃ死ぬ」って言ったのを本人の口から聞いたけれど
その話は今はいいw

さる子ママは箱入りで 夜一人では歩けないし
ひとりで喫茶店に入ることもできない
だからさる子ママ一人で出かけると 休憩もせずにふらふらになって帰ってくる
お腹がすいたら身体に力が入らなくなって 口すら聞けない
ちょっと前のさる子もこんなだったけどw

で、このさる子ママ、家族といると強いのね。
強いったって 気はいたって優しいし おとなしいし 言葉づかいもとても丁寧
学校に行っていないけれど 漢字検定を受けたら一級を取る筈。歴史にも強いし
地理も詳しい。さる子なんてヘじゃないw
こんな風に、いろんなところでさる子の上をいくわけだけれど もっとも顕著で厄介なウエが
その"無謀さ"である。
一応さる子は自らの"無謀さ"を自覚(あるいは予感)した上で行動する
"こりゃ、帰りの電車はないぞ"とかね(笑)
けれどさる子ママはそれを考えない。

以前こんなことがあった。
忘れもしない。あれは、
さる子・・小学生か中学生か・・高校生だった・・かもしれないw

「小豆島へ行こう」
「いつ」
「今から。」
「え~」

とか言いながら みんなこのさる子ママには逆らえないところがあってw
実行するのね。
夕方だわよ。
支度して船に乗る。
乗れた。
そこまではいい。
着いたら 真っ暗w

「暗いな~」
「泊るところ決めてるの?」
「決めてない」

そりゃ大変。帰ろ~よ~、船の時間見てく・・

・・゛

あたりを見まわすと

すでに船は終わりました
今日の便は終わりました

と告げている。


「おかあさん、どうする?」
「ホテルにきいてみよか。そこに明かりがついている・・ソレ」
「ソレって はるか山の上に見える・・アレ・・ね・・」

でも行くしかないね。

ってことで上まで行って そのあたりにある二か所に聞いたかな
当時はホテルといえばその二か所しかなかったんだけどw

で、どこもいっぱいですよ って言われて

で途方にくれていた。

公園でぽツン。

さる太、さる子ママ、さる子の影みっつ。 小兄・・はいなかったと思う? いや、いたか・・な? ごめん覚えてないw

で、小さな公園でぽツン。

犬が近づいてくる

あの時の犬は・・マルチーズかシーズーか とにかく小さかったと思う。
で、さる子がしばし犬と戯れる。

あーよしよし。 くしゃくしゃってして しばしじゃれていた。

「泊るところ、探してはるのでは?」

飼い主のお姉さん。

天使さまのお声が犬をくしゃくしゃにしているさる子の頭の上から垂れてきた。

「ええ、天使さま、そうなのです。出かけてきたのはいいけれど 泊るところを決めていなくてすでに今見る宿には断られしまって。おほほ。いえ、とほほ。」

「それはお困りでしょう。この裏手の方にたしかユースホステルがあったのでは? 聞いて見られては?」

たぶん電話した。近くの公衆電話に入ってさる子が電話した記憶があるのね。

いや、電話している人の影は もう少し・・ちょびっとだけ背が高くて・・男♂? 小兄?

で、その晩は そのユースホステルで休ませていただきました。

やっぱ 小兄いたかな? うっすらと・・ああ、いたな(笑)

二段ベッドの上と下で寝た記憶がいまよみがえってきたさ^^;

翌朝、ものすごい雨でした。

傘?

一人もひとつも 持ってないさ。

で、(傘)買えばいいのに。まさか当時、傘売ってなかったってことないでしょに。。

傘、買わないのね。

で、どこへも行かず・・

だって すごい雨だから。

・・ほら、傘もないしね・・

朝一か、、そう確か朝一の便に乗るわけ・・

・・そう、大阪港行き。。w

小豆島滞在時間・・一晩。


わが家でいまだに語り継がれている話題でした。

そのたびごとにさる子が犬と仲良しでよかったねと 言ってもらえる。

だってわんこの方がわぁ~いって駆け寄っててきたのよ? 両手広げて。

犬猿の仲なんて嘘よ。





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最終更新日  September 10, 2009 04:39:03 PM
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