風来坊の養生所

2007/09/17(月)19:11

雨が降らん平穏なレースやったけど、フェラーリ1・2フィニシュで王者争いは混沌やなぁ。

今期のF-1のヨーロッパラウンドの締め括りとなる第14戦ベルギーGPは例年雨に降られるので有名なスパ・フランコルシャンで行なわれたが今年のレースは珍しく終始一粒の雨も降る事無く開催された。ベルギーGP開始前にマクラーレン・メルセデスのフェラーリに対するスパイ疑惑で、チームとしてのコンストラクターズ・ポイントの剥奪と罰金約1億ドル(約114億円)の制裁を課されるという事態になった。 公式予選の結果でポールポジションはライコネンがGETで2位にマッサとフロントはフェラーリ勢が独占で、2列目には3位のアロンソと4位のハミルトンのマクラーレン勢がフェラーリの後塵を拝する具合でポイントを争う4強が揃った。レース開始となって最初のコーナーでハミルトンがアロンソと接触で外へ弾き出される場面があったが大した事も無くそのまま各マシンは走り続けた。 例年に無く雨が降らずに好天で平穏な天候と同様にレース展開も大きな混乱は無いまま進んで、ライコネンとアロンソが1回目のピットストップを終えて次の周にマッサとハミルトンがピット作業を済ませたが順位は変わらずで、2度目のピットストップはライコネンとマッサのフェラーリ勢が先に済ませたがマクラーレン勢は引っ張ってアロンソが残り11周でピットに入るが、何とかアロンソの前に出て逆転に望みを賭けたハミルトンがピットに入ったのは残り7周というところで短いピットストップでコースに戻ったが結局アロンソを抜けずじまいであった。 レースはそのまま1位ライコネンで2位がマッサというフェラーリ勢の1・2フィニッシュとなり、3位をキープのアロンソが表彰台で4位のハミルトンは表彰台を逃がす結果であった。そしてマクラーレンのコンストラクターズ・ポイントは剥奪によりフェラーリがトップになったが、ドライバーのポイントは有効で依然ハミルトンの1位とアロンソの2位は変わらずだが、97Pと95Pで両者の差は2Pに詰まって来て更に3位のライコネンは今回の勝利で84Pとなって終盤に向けてまだ誰が年間王者になるのか最後迄分からない状況が続きそうである。 「チームのコンストラクターズ・ポイントはマクラーレンのスパイ疑惑の処分で剥奪になったからフェラーリで決まりやけど、ドライバーのポイント争いが前回ノーポイントで脱落のマッサを除く3人で混沌が続きそうやなぁ。」

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