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チャオの国から~子育てな毎日~

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2007.07.19
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ここ三日ほど、

免許書き換え手続きに翻弄され、

ドッ…と疲れた日々でしたが、

今日は最後の陸運局行きを敢えて取りやめて、

10日前に生まれたばかりの、

日本人会のお友達の赤ちゃんを見に行って来ました。

ホントに小さくて可愛い!!

小さな赤ちゃんは、見ているだけで癒されますね。

赤ちゃんの回りに流れている、

何ともゆったりした空気が大好きです。

ここ数日の疲れも、一気に吹っ飛んだ感じでした。



そんなわけで、

おかげで今日は午後も、

比較的ゆったりした気持ちで過ごせ、

夕飯も早めに済ませてゆっくりしていた時のこと。

娘が、近所の大好きなアンナおばさんと話していました。

我が家は「コ」の字型にアパートが建っていて、

三つの建物がくっ付いている感じなのですが、

我が家は「コ」の字の「|」の部分になります。

アンナおばさんは、隣の建物の一つ上の階に住んでます。

ウチのバルコニーから見ると、

斜め上に住んでいるという感じ。

年齢は私達の親くらいの年齢なので、

娘から見ると「おばあちゃん」という感覚でしょうが、

娘はこのアンナおばさんが大好き。

アンナおばさんがバルコニーに顔を出したら、

すかさず「アンナおばさん、こんにちは!」と声をかけます。

今日の夕方も、いつものように話をしていた娘。

話の途中で私の所にやって来て、

「アンナおばさんが、今からウチの前に、
 チョコレートを届けに来てくれるので、
 それを私に一人で取りにおいでと言っている。」

という。

何のことかとバルコニーに顔を出したら、

要するに、チョコレートというのは口実で、

アンナおばさんは、ウチの娘に、

ちょっとした「おつかい」をさせたかったらしく、

「私がアンタの家の前まで持って行くから、
 リリカに一人で取りに来させてよ。」

という事だったらしい。

こちらでは、子供を一人でおつかいに行かせるなんてことは、

まだ5歳の娘の年齢では有り得ないことなので、

娘にとっては、結構な冒険である。

日本でいうところの三階に住んでる私達。

一人で階段を降りて行って、

アパートの入り口の扉を自分で開けて、

階段を上ってアパートの外まで取りに行く。

私は家の中で待って、

家とアパートの入り口をつなぐ、

「インターホン」に耳を傾けて、

娘とアンナおばさんのやり取りを聞いていた。

無事、おばさんと会えた娘。

いつもの馴れ馴れしい態度は何処へやら、

ちょっと緊張した様子で話していた。

娘:「あっ!アンナおばさん、こんばんは。
   チョコレートありがとう。」

おばさん:「一人で降りてきたのかい?エライねぇ~」

娘:「うん、一人でも上手に来れたよ。」

おばさん:「気をつけてお帰りよ。
      チョコレートは弟にも一つあげてね。」

娘:「ハイ、わかりました。
   おばさん、ありがとう。さようなら。」

と言って、

急いで階段を上って帰ってきました。

右手にはチョコレートを二つ、

左手には途中で脱げたサンダルを持って。

履き直す余裕もなかったのね。

帰って来たら、いつも通りの馴れ馴れしい娘。

すぐさまバルコニーに出て、

弟と二人、チョコレートを食べながら、

「アンナおばさーーーーん!
 ほらっ!弟にもちゃんとチョコレートあげたよ。
 とっても美味しいよ。ありがとう!」

と話していました。

胸がいっぱいだったのか、

単にお腹がいっぱいだったのか、

いつもは大好きなチョコレートも、

ほとんど食べずに終わり、

でもとても満足そうな娘でした。

母は、微笑ましくありながらも、

「よくぞ、夕飯が終わっていたことだ。」

と、ホッと胸を撫で下ろしたのでした。。。 


 











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Last updated  2007.07.20 05:53:57
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