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カテゴリ:娘
ここ三日ほど、
免許書き換え手続きに翻弄され、 ドッ…と疲れた日々でしたが、 今日は最後の陸運局行きを敢えて取りやめて、 10日前に生まれたばかりの、 日本人会のお友達の赤ちゃんを見に行って来ました。 ホントに小さくて可愛い!! 小さな赤ちゃんは、見ているだけで癒されますね。 赤ちゃんの回りに流れている、 何ともゆったりした空気が大好きです。 ここ数日の疲れも、一気に吹っ飛んだ感じでした。 そんなわけで、 おかげで今日は午後も、 比較的ゆったりした気持ちで過ごせ、 夕飯も早めに済ませてゆっくりしていた時のこと。 娘が、近所の大好きなアンナおばさんと話していました。 我が家は「コ」の字型にアパートが建っていて、 三つの建物がくっ付いている感じなのですが、 我が家は「コ」の字の「|」の部分になります。 アンナおばさんは、隣の建物の一つ上の階に住んでます。 ウチのバルコニーから見ると、 斜め上に住んでいるという感じ。 年齢は私達の親くらいの年齢なので、 娘から見ると「おばあちゃん」という感覚でしょうが、 娘はこのアンナおばさんが大好き。 アンナおばさんがバルコニーに顔を出したら、 すかさず「アンナおばさん、こんにちは!」と声をかけます。 今日の夕方も、いつものように話をしていた娘。 話の途中で私の所にやって来て、 「アンナおばさんが、今からウチの前に、 チョコレートを届けに来てくれるので、 それを私に一人で取りにおいでと言っている。」 という。 何のことかとバルコニーに顔を出したら、 要するに、チョコレートというのは口実で、 アンナおばさんは、ウチの娘に、 ちょっとした「おつかい」をさせたかったらしく、 「私がアンタの家の前まで持って行くから、 リリカに一人で取りに来させてよ。」 という事だったらしい。 こちらでは、子供を一人でおつかいに行かせるなんてことは、 まだ5歳の娘の年齢では有り得ないことなので、 娘にとっては、結構な冒険である。 日本でいうところの三階に住んでる私達。 一人で階段を降りて行って、 アパートの入り口の扉を自分で開けて、 階段を上ってアパートの外まで取りに行く。 私は家の中で待って、 家とアパートの入り口をつなぐ、 「インターホン」に耳を傾けて、 娘とアンナおばさんのやり取りを聞いていた。 無事、おばさんと会えた娘。 いつもの馴れ馴れしい態度は何処へやら、 ちょっと緊張した様子で話していた。 娘:「あっ!アンナおばさん、こんばんは。 チョコレートありがとう。」 おばさん:「一人で降りてきたのかい?エライねぇ~」 娘:「うん、一人でも上手に来れたよ。」 おばさん:「気をつけてお帰りよ。 チョコレートは弟にも一つあげてね。」 娘:「ハイ、わかりました。 おばさん、ありがとう。さようなら。」 と言って、 急いで階段を上って帰ってきました。 右手にはチョコレートを二つ、 左手には途中で脱げたサンダルを持って。 履き直す余裕もなかったのね。 帰って来たら、いつも通りの馴れ馴れしい娘。 すぐさまバルコニーに出て、 弟と二人、チョコレートを食べながら、 「アンナおばさーーーーん! ほらっ!弟にもちゃんとチョコレートあげたよ。 とっても美味しいよ。ありがとう!」 と話していました。 胸がいっぱいだったのか、 単にお腹がいっぱいだったのか、 いつもは大好きなチョコレートも、 ほとんど食べずに終わり、 でもとても満足そうな娘でした。 母は、微笑ましくありながらも、 「よくぞ、夕飯が終わっていたことだ。」 と、ホッと胸を撫で下ろしたのでした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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