トロントに引っ越して最初の週末。金曜日、まだ実習の読み物も、修士クラスの読み物も終わってないのに、取りあえず新ルームメイトJ氏に誘われて映画に出かける。今週末から始まったトロント国際フィルムフェスティバルで街中のあちこちにお目当ての映画に並ぶ人の列ができている。映画館に出向くと、J氏が見たかったニコラス・ケイジの映画が技術的問題で上映中止。代わりに何を観ようか・・・と、悩んでいると、フィルムフェスティバルの行列の中から「9:30の映画のレッドカーペットにブラピが参加するんだって」と言う会話が聞こえ、ブラピの大ファンだと言うJ氏が興奮して、ボランティアのお姉さんに詳細を訊くと、ここから15分程の会場に確かにブラピが来ると言う。どうしてもブラピに会いたいと言うJ氏たっての願いで、映画の選択は内容よりも「ブラピ時間に終わるもの」と言う条件下で決定。それでも、「sisterhood with traveling pants」を楽しみ、ブラピのレッドカーペット会場に駆けつける。9:30に遅れること数分、会場は人、人、人。あちこちで歓声が上がっているが、肝腎のブラピは?近くにいたお姉さんに尋ねると、なんとブラピは30分前に既に到着し、会場に入った後だと言う。まだできている人だかりは、彼を見た余韻を楽しんでいる人たちだとか。その余韻を楽しんでいるお姉さんにお願いして、撮影したビデオを見せてもらうと、ちっこいブラピが皆に手を振っている。残念がるJ氏を促して帰宅する。