テーマ:ポルトガル生活(152)
カテゴリ:shop
10月半ばに、リスボンの郊外のLouresという場所に、大きなショッピングセンターがオープンする。他のショッピングセンターのように、いつものおなじみのショップの数々や、その他にはH&Mもポルトガル第2店舗をオープン。そして、私が働いているブランドも、ついにそのショッピングセンターに第2店舗がオープン予定!今そのためにそちらに行く新しいショップ・スタッフたちが、まあ研修のような感じで私たちが働いている場所に加わった。これが、今までの人数に7人も加わることになるから、もうお店の中はスタッフで一杯!今2人が休暇を取っているけど、これで休暇が終わって帰ってきたら、もう一体どうなるんだろう?というくらいお店はスタッフだけでひしめき合っている。でもみんな、「接客は第一」と教えられているものだから、お客さんにそれぞれが声を掛けすぎて、声を掛けられまくるお客さんたちにちょっとウンザリ顔で、「見ているだけですから・・。」と言われることも多々。。
面接をした店長たちの好みなのか、新しい子達は、生粋のポルトガル人じゃなくて、アンゴラ系の子が多い。ポルトガル人でも親はアンゴラ出身だったり、もう長くポルトガルには住んでいるけど、生まれ育ったのはアンゴラだったり。生粋のポルトガル人は、2人しかいないんじゃないかな? そういう中で働くのは、とても面白い。 私はこういう環境で働いているから、ポルトガル人だけと働くのとはまたちょっと違うかもしれないけど、接客業といっても、日本のとはまた全くシステムが違うし、文化も違う。日本の場合は働き始めるその時から「先輩、後輩」というのがあるけど、こっちはあまりそういうのはない。(少なくとも私が働いた環境では。)店長以外はみんな同じスタッフ。だから、店長じゃないけど、ちょっと経験がある人が「これしといて。」とか、店長がいない時なんかに誰かがかわりに責任も持ってしきろうとしたりしても、結局それはいい風に思われなくて、「店長でもないのに、一体何様気取り?」と取られるのが落ち。まず「職場で人材を育てる、しかる」という考えがないっぽく、その辺の感覚って、日本の社会で働いたことのある人は、ちょっと馴染みにくいような気がする。だから、もうオープニングからしばらく働いている私にとって、今週入ってきたばかりの子たちが、「これ一体どこにあるの?」と聞くばかりで自分では全然探さなかったり、遅刻してきたり、言われるまで学ぼうと全くしないところを見たりしても、下手に注意などができないのは、「これでいいのかなぁ?」と思わずにはいられない。 でも一つ良かったのは、みんなある程度英語が話せること。その辺にも気を使って採用したのかな?観光客が来ても、皆積極的に英語で話しかけて、今までみたいに「何言っているかさっぱりわからないから助けて!」と言われることも全然なくなった。うちの店は、観光客で持っているようなものだからね。 時々求人の張り紙を見て、ブラジル人の人たちが聞きに来る。でもみんな「ビザは必要なの?」と聞いてくる。ビザなしで雇ってくれるお店なんてあるんだろうか??でも最近はカフェなんかはブラジル人のスタッフのほうが多い時があるくらいだから、そういうこともありなのかな?でも捕まったら営業停止になるだろうし・・。ビザがないブラジル人の人たちって、どうやって生活をしているんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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前にも書いたんですが、ポルトガルに行くのにブラジル人は、ビザがいらなんですよ、確かね。。
で、滞在とか出来ちゃうでしょ?労働ビザが必要か?どうかってことなんでしょうね。。 ブラジルも同じ、従業員でもタメ口だし。。やる気があるんか?って思うことも一杯ですよ。。 (2005年09月30日 10時57分16秒)
Gabbynaさん
前にも書いていただいていたのですね、すいません・・。ブラジル人の人たちがいつも必要か聞いているビザとは、労働ビザのことだったのですね。滞在には私たちがとるビザなんかとはまた違うシステムなのかなぁとは思っていましたが。でも移民局では私のように滞在許可証をずっと待っているブラジル人もとてもたくさん見たのですが、あれはまたきっと、こちらで生活していくのに必要だからなのでしょうね。 ところでポルトガルにいるブラジル人は、とても働き者の人が多いです。接客なんかもいつもニコニコで、気持ちがいいし。私の行くカフェも、みんなブラジル人のスタッフです! (2005年09月30日 18時06分43秒)
jasmimさんの日記を読んで、納得しました。こちらには、先輩、後輩という関係がないんですよね。彼も、仕事場の話の中で、同僚が、、、とよく言いますが、その人は、大学卒業したての子だったのです。びっくりしました。彼とは、親子程歳が離れているのに、、、
日本でも同じですけど、ポルの若い人は、目上の人に対する言葉遣いを知らない人が増えて来ているようです。彼の甥っ子達も、祖父母のことを『Tu』で扱います。日本人の私から見ると、びっくりです。そんなものなんですかねえ。 (2005年09月30日 22時55分22秒)
ぽるとがる小町さん
そう、本当に敬語ってほとんど仕事仲間の間では使わないですよねぇ。そんなに年が離れていても、やっぱり、「先輩」ではなくて、「同僚」になってしまうのですね。なんか抵抗があるなぁ。。 祖父母に「Voce」で話している人、見たことないなぁ。でも日本でもそれは一緒のような気がしますが、どうでしょう?? >日本でも同じですけど、ポルの若い人は、目上の人に対する言葉遣いを知らない人が増えて来ているようです。彼の甥っ子達も、祖父母のことを『Tu』で扱います。日本人の私から見ると、びっくりです。そんなものなんですかねえ。 ----- (2005年10月01日 06時22分53秒)
jasmimさん
こんにちは。 > そう、本当に敬語ってほとんど仕事仲間の間では使わないですよねぇ。そんなに年が離れていても、やっぱり、「先輩」ではなくて、「同僚」になってしまうのですね。なんか抵抗があるなぁ。。 抵抗ありますよねえ。 > 祖父母に「Voce」で話している人、見たことないなぁ。でも日本でもそれは一緒のような気がしますが、どうでしょう?? 彼もその兄弟達も、実の親には「Voce」で話しています。田舎だからでしょうか? なのに、甥っ子達は、違うんですよね。ゼネレーションギャップでしょうか。 今は、親(彼の兄弟達の年代)がそういう教育を子供にしないのかもしれませんね。ま、日本でも同じかもしれませんね。 (2005年10月02日 01時02分14秒)
ぽるとがる小町さん
やっぱり祖父母への話し方って、場所や年代によっても変わるのでしょうね?私の友達の一人は、「Tu 」で話していましたが、「おばあさん」というより「おばあちゃん」というのでしょうか?親しみがある感じで好感が持てました。今のところ、それしかまだポルトガル人の友人とその祖父母の方が一緒にいる場面に遭遇したことがないので、ちょっとわかりませんが・・。 (2005年10月02日 05時17分09秒) |
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