叱り方
お母さんと四六時中一緒にいる息子は、お母さんの言っていることを全部まねをする。特に注意をするときの言い方はまるでお母さん。今日は、ファミリーマートの自動ドアに激突してこっぴどくお母さんに叱られ大泣きしたらしい。食事時、私に向かって、息子は言う。子「お父さん、お店で走ってはダメですよ。バーンとなって、ガラガラっておもちゃとかお菓子とか落ちてくるし、どーんってぶつかるから!おとなしくしなさいよ。ちゃんとしないともうしらないからっ。(怒ったように)」父「ぶつかったら痛いかなぁ」子「あたりまえでしょ。まったくぅ。」そばで母うなだれる。すべてまねされてるから。よく、叱るときは、叱り過ぎないようにとか、相手を責めないでとかいわれる。きっとお母さんは思いっきり怒ったのだと思う。息子にとって一番泣いた原因は、実は「お母さんが怒った」こと。きっと息子はわかっている。怒られた理由は。ただお母さんの怒った顔を見たくないから大泣きしただけなのだ。お母さんの叱り方は、間違ってはいないと私は思う。お母さんは、息子に危険だということと、危ない目にあわせたくない「思い」を伝えているのだから。ただ、叱ることを長々とやってはいけない。お母さんの顔が鬼に変わっただけで十分なのだから。確かに、「子どもがなぜ走りたかったのか」を理解して叱ることはすばらしいことだと思う。しかし、自分の頭の痛さよりも母親の顔色が変わるようなことをしちゃったことを感じさせることのほうがよい場合もあるのではないかと思う。理解してあげることと理解してもらうこと。その両面をもって場面にあわせ子どもを叱ることができればいいのだろうが、3歳のこの時期は、お母さんの顔の変化が良いか悪いかの目安になるくらいでよいのかもしれないって思う。ファミリマート自動ドア激突事件の直後、息子は泣きながら言ったらしい。子「もう、しません。(泣きながら)」母「ちゃんと約束するの?」子「約束するぅ(泣きながら)」 「だから、お母さんも怒らないって約束してぇ(泣きながら)」母は相当怖いらしい。