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カテゴリ:生活
皆さんもご存知のように 我が家は転居を考えていて、何ヶ月か前から家を売りに出しています。
・・・ところが サブプライム問題の影響で、近所に建築中だった豪邸が軒並み放置され、あちらこちらに銀行差し押さえの住宅が売りに出るようになりました。 日本で言う住宅街、団地をサブディビジョンと呼びますが、私が住むサブには、ダラス周辺、いや全米でも上位に上がったほど(これは私たちには悪評)銀行や金融業者の手に渡った家の割合が高くなてしまったのです。安いローンで自分たちの収入では 普通に考えればもともと払えなかったような高額な家を建てて、夜逃げしたような人も多いのですが、それより問題は、ここは建売の家はなく、すべて注文建築の家なので、建築業者が一攫千金を夢見て 建てていた家がそのまま途中で業者がトンずらしてしまった物件が上回ります。そのまま放置された何十軒もの家は まるでゴーストタウンのように周りの風景を引きずり落としてしまいます。雨ざらしにされたままの家、断熱材がそのまま剥がれて風になびく家。内装が終っていた家は、未納の分いくらでも取ってやろうという債権者たちが押し寄せて 台所やシャンデリア他 お金になるものはすべて 剥ぎ取られてしまっているのがわかります。 こうなると 誰だって 少しでも安く新築やほぼ新築、あるいは10年くらいたった中古の家でも、安くゲットできるのですから そちらを選びたいもの。だから 普通に破産したわけでもなく、いつまでにと期限があって引越ししたいわけではない我々はあおりを受けて家はいつまでも売れなくなります。まさに、バイヤーズマーケット、買い手市場です。 それは置いといて、私たちが売りに出してから何十組という「買い手候補」の人たちが家を見に来ました。最初は全く気に留めていなかったのですが、そのうちに 次々不思議なことが起こり始めたのです。 まず最初は・・・・ ・普段全く見たこともない 蟻の大群が プールに面するベランダの支柱を二階に向かって 行進していた。 【その日以来 私たちはその蟻を見た事がありません。ファイアーアントといわれる 赤い小さな毒性のある蟻はテキサスにはたくさんいて、これは いつでもどこでも見かけるのですが、カーペンターアントといわれる大きな黒い蟻は 本当に見ないのです。】 そして・・・ ・嵐の後でしたが、この日以外1度も経験したことがない、雨漏り。バイヤー候補の人が玄関のドアを開けたとき、その目の前、室内の床に大きな水溜りがあったのだそうです。 【横流しの雨が降った場合、ドアの下の隙間から水が多少入ってしまうことはありますが、どうして玄関の真ん中に水溜りが?天井は吹き抜けで どこにも水が漏れた形跡はありませんでした。】 そして・・・ ・私たちが契約している不動産屋から連絡がありました。「今家を見せたんだけど、蛙がたくさん居て 婦人がどうにも怖がって この家は買えないと行っている」 【ご存知のようにテキサスは乾燥地帯で、うちの周りにじめじめしたり、池はありません。車から降りたとたん、茂みに何匹か蛙が跳んで入った。その後、奥さんがプールに出るドアを開けたとたん、大きな蛙が数匹プールに飛び込んだらしい。しかし、その後 全くそんなにたくさんの大きな蛙を同時に見た事がありません。一匹ニ匹くらいは、雨上がりに道路や近所で見たことはあります。】 そして 本当におかしい?と確信した事件。 ・この日、いつものように家を片付けて外出しました。不動産屋さんが帰ったと思われる時間に帰宅して、子供達が叫び声。 「鳥が死んでる!」 そうなんです、裏の窓に打つかって落下した鳥。プール側のガラスドアの前に死骸が落ちていました。これまで8年、1度も鳥が窓にぶつかって死んだなんてことは ありませんでした。なのに なぜ、この日に限って?! 次々に起こる不思議な事件。これで終ったと思っていましたが、今日も やっぱりありました。家を見せる予定の1時間前・・・・ 「お母さん、廊下に水が落ちてるけど どうしたの?」 お父さんが置いてあったバケツにでも足があたってこぼれたんだろう・・・と思って、気にも留めていなかったのですが、行ってみてみると。 「ひゃーーーーー、何これ!?!?!」 水が流れる音。そして 廊下を流れる水。夫は二階のトイレが漏れた!!!と 急いで上がって行きましたが、何も漏れている形跡はない。なんと 給湯器がはずれて 水が瀧のように流れていたのです。 ゲストルームは水浸し。家を通って、中庭にまで流れていました。 霊感があるという友人は、前に「このお家、淋しがってるよ。引越しして欲しくないんだと思う。」と言っていましたが、本当に そうなのだと今日 確信しました。いつも何かが起こるのは 人が家を見に見るときだけ。皆さんは どう思いますか?家がするイタズラ、経験がある人はいますか? 私も家族もこの家が大好き。家を運んで越せるものなら 本当に一緒に越したいけれど、それは無理。じっくりお家と話合わなくてはいけないのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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