ヨハネのブログ―聖書の描く地球の今と将来

2018/01/13(土)21:15

啓示17章-新・大娼婦が座る緋色の野獣は何を表わすか(15)緋色の野獣が攻撃するのはとりわけどこの地域のクリスチャンたちか

聖書の中の野獣(21)

​​​​​​啓示17章-新・大娼婦が座る緋色の野獣は何を表わすか(15)緋色の野獣が攻撃するのはとりわけどこの地域のクリスチャンたちか​​   緋色の野獣は大娼婦の大いなるバビロンに座られています。(啓示17:3)つまり、緋色の野獣は米国によって支配されています。そして、大娼婦は聖なる者たちとイエスの証人たちの血に酔っています。(啓示17:6)ですから、緋色の野獣も大娼婦と共に、キリスト教の信者を攻撃します。しかし、緋色の野獣はとりわけどこの地域のクリスチャンたちを攻撃するのでしょうか。 (1)特にどのキリスト教の拠点が攻撃されると予期できるか  ダニエル書によると、北の王は、「キッテムの船」に「失意させられ」て後、「効果的に行動」します。(ダニエル11:30)ですから、自らが不成功に終わる原因となった地域を攻撃するというのは、考えられることです。  「キッテムの船」とは、何を表わすのでしょうか。キッテムとはキプロスを意味します。また、昔のヘブライ語の用法の中に、キッテムという語で、キプロス島周辺、つまり、地中海沿岸地域を表わす用法がありました。キプロス島では、ギリシャ正教徒が大半です。しかしながら、キッテムをローマ人やイタリアと訳している聖書翻訳もあります。 キッテムとはキプロスを意味する  それで、キッテムの船とは、ギリシャ正教徒やローマカトリック教徒を中心とした地中海沿岸のヨーロッパ諸国や中東諸国の船であると解釈することもできます。それは、その船は、アッシリアやエベル(シリアやパレスチナ)を悩ますことが預言されているからです。  民数記の預言の中にも「キッテムの沿岸からの船」という表現があります。(民数記24:24)民数記の預言が北の王がキッテムの沿岸からの船に失意させられることに言及した聖句であれば、そこは、とりわけ地中海沿岸諸国のマケドニア側です。それで、北の王は、おそらく、ローマカトリック教の国やギリシャ正教会の国の海軍によって敗北を喫します。 ​​​キッテムとはキプロス島周辺諸国つまり地中海沿岸諸国のヨーロッパ側も意味しえる キッテムの船とはイタリア・ギリシャ・トルコなどの諸国家の海軍かもしれない​​​  ですから、北の王は、失意させらる原因となった諸国家を反撃することが当然予期できます。その後、北の王は「効果的に行動」し、「聖なる所」を攻撃することが預言されています。(ダニエル11:30,31)  ですから、北の王は、とりわけイタリアやギリシャなどを中心とした諸国家を総攻撃することが予想できます。それで大体の推測では、おそらくイタリア、ギリシャ、キプロスなどの国々が攻撃されることになるのかもしれません。そして、そのような時期に「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」は設立されるようです。(ダニエル11:31) (2)緋色の野獣にどのような諸国家が含まれると考えられるか  そして、「荒廃をもたらす嫌悪すべきもの」が設立する真意はキリスト教の米国を攻撃するためです。しかし、まず、ローマカトリック教会やギリシャ正教会を攻撃するために設立されるのですから、現時点ではその中には、プロテスタントの諸国家も含まれる可能性もあると思います。  北の王は、プロテスタントが主流の米国と良い関係を持つよう努力をするのですから、イスラム教でしたが、おそらくプロテスタントのキリスト教に改宗するのではないかと考えます。(啓示13:11。ダニエル11:30)  しかし、北の王は、確かにキリスト教に改宗することが当然予期できますが、それがプロテスタントであると言う聖書的な根拠があるわけではありません。事態の推移を考えてそのように当然予期できると私が考えているに過ぎません。  しかし、プロテスタントが主流の米国を攻撃することになりますし、また、緋色の野獣は、背教していますが、キリスト教の本拠地を攻撃された復しゅうのために行動することが考えられるので、緋色の野獣の中にはカトリックの諸国家も含まれる可能性もあります。  しかしながら、イスラム教の諸国家が幾つも含まれる可能性があります。エホバ神に対して小さな信仰を抱いているクリスチャンは、エホバ神にとって大切です。背教していても、その小さな信仰に敬意を払い、平和外交に努力を払いましょう。(マタイ17:20) ​​

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