|
カテゴリ:カテゴリ未分類
大晦日。
さっき年越しそばを食べた。 なますと筑前煮とお雑煮のベースはもう作ってある。あとは紅白歌合戦を見ながらだらだらするしかすることがない。 今日は午前中、自室の押し入れを片付けた。 片付けていて、新井素子の「通りすがりのレイディ」を見つけた。私が中学生の頃に夢中になった小説で、火災を逃れた本のうちの一冊。今日まで忘れていたんだけど。 片付けが一段落したところで、読んでみた。 登場人物全員の年齢をはるかに追い越してしまった。 昭和57年の作品で、人類が地球の外のあちこちに移住している未来が舞台になっている。 私は今、本が出版されてから40年の未来にいて読み返しているわけだけど、色々なところが多分「思っていた未来」とは違っていて、面白い。 冒頭、主人公が一人暮らししている住まいの描写ではガスレンジが現役だし、手動の泡立て器を使ってケーキを作っている。 登場人物は誰一人として携帯電話を持っておらず、部屋についている固定電話がテレビ電話だったりする。 そして、個人情報の取り扱いがとても甘い。 私が今生きている時代は、まだ火星への移民はできていないし、道路は動かないし、一般市民は光線銃は持っていない。 中学生の頃の私は、どんな未来を思い描いていただろう。 意外と悪くはないよ。 今年もお世話になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.12.31 19:20:46
コメント(0) | コメントを書く |
|