台湾時光

2006/10/31(火)16:02

きょうだいお揃いの茶器

中国茶(11)

ゆのちゃんママと一緒に、台北101の裏手にあるという茶器屋さん、「醇品」へ行く。 いやぁ~、台北101といえば、世界一高~いビルでしょ。 なのに、ちょっと離れたその裏手はもう山の麓だった。 地図を見ても分かりにくい道を、住所を頼りにやっとたどり着いたものの、看板を出していないお店らしく、入るのに一瞬ためらってしまった。 でも、さすがはお茶の世界の方! ゆったりとした大きな笑顔で向かい入れてくれ、早速台湾茶を淹れてくれた。 その流れるような美しい動作に、そこだけ時間が止まってしまったような心地よい錯覚を覚えた。 老板(お店のご主人のことを台湾ではこう呼びます)と、太太(奥さんのこと)と、台湾茶をはさんで向かい合う私たち。 売り、買いの営利目的とかじゃなく、ただ純粋に淹れてくれた台湾茶の話が行き交う。 いいなぁ、こういうの。 周りには見渡す限りの美しい茶器の数々。 一点一点全てが手描きなので、人の温もりに囲まれているようだった。 老板の太太が手描きから焼き上がりまでの工程を見せてくれた。 あんなゴツゴツした土の塊が、壊れそうなほど繊細な茶器に変わるんだもんねぇ、すごいよ!! もう、感動のしまくりで参ってしまった。 さて、さて、今日ここに来たのは、まりんの茶器を買うため。 4ヶ月の赤ちゃんに茶器も何もないようなものだけど、台湾にいたという記念に、家族全員の茶器を揃えることにしているので。 そこで、せっかくなら「醇品」さんの手描きの一点ものを残してあげようと思った。 ちなみに開成のも「醇品」さんで買った。 金魚の絵が描いてある、かわいいけれど男っぽい絵柄。 それと同じシリ-ズで、ひよこの絵柄のを見つけた。 こっちは女の子っぽい。 しかも、ひよこというのが、まりんと通じるものがあっていいなぁ。 きょうだいお揃いの聞香杯と杯子のセット。 並べてみたらかわいくてたまらなかった。 新しい茶器と、新しい家族。 夜は、みんなで小さな小さなお茶会を開いた。

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