サンタさんになる日
おとうちゃんとあ~ちゃんが、一年に一度だけサンタさんになる日。開成とまりんが寝た後で、そぉ~っと枕元にプレゼントを置いた。今年から、まりんの分も一つ増えた。そんなことがすごく嬉しかった。朝、まりんがガサガサと、赤ちゃんせんべいの入った袋を触る音で目が覚めた。嬉しそうな顔。たぶん一生忘れない。まりんにとっては、初めてのクリスマスだもんね。少し遅れて目を覚ました開成も、プレゼントの包み紙を見つけた。「あ~っ!あ~ちゃ~~ん!!サンタさん来たよぉ~~!!」子供って、ホントかわいいね。サンタさんが本当にいると信じてる。いつの頃からか、失くしてしまったある種の気持ち。ここにはちゃんとあるんだよね。サンタさんが困らないようにと、昨夜入り口の窓に絵を描いて寝た開成。みんなでサンタさんにあげるお礼のおやつを買いに行って、サンタさん宛の手紙も添えた。「あ~!サンタさん、食べてくれたよ~!」かわいい。かわいい。大事にしたい、こんな子供たちの心。かつて自分も待ちわびたサンタさんに、いつしか自分の姿が重なる日。幸せだなぁって心から思った。メリ-クリスマスをありがとう。