台湾時光

台湾人のお友達、チンメイさんがご主人と一緒に遊びに来てくれました。

久し振りにお会いするのですが、相変わらずニコニコの笑顔で、太陽のように明るいチンメイさん。

出産後の私の身体を気遣ってくれたり、育児の話を聞いてくれたり、チンメイさんと話していると、世の中にはこんなにも優しい人がいるんだぁと、あたたかい想いに包まれます。

チンメイさんとの出会いは偶然でした。

来台して一週間しか経っていない私は、連日の脂っこい外食にうんざりしていて、あと少しで日本から送った荷物が届くのを待つことも出来ずに、ＳＯＧＯまで当面の台所用品を買いに行きました。

そこで、中国語も話せずおろおろしていた私と、店員さんとの間に入ってくれたのがチンメイさんです。

買い物の後も私を地下の食品売り場まで連れて行ってくれ、日本にはない野菜や魚や食材の調理法などについて、一つ一つ丁寧に説明してくれました。

あれから今日までの長い間、電話で私の様子を心配してくれたり、家族で温泉に連れて行ってくれたり、手料理をごちそうしてくれたり、まるで本当の家族のように接してくれるチンメイさん御一家。

異国にいると、こんなことが実は一番嬉しかったりします。

今日も、優しいチンメイさんの声に癒されっぱなしの私。
心から思ってもらえるときの優しさは、ホント、心に沁みるよねぇ～。

あるとき、恥ずかしながら私も、、、
癒されてばかりじゃなく、人を癒せる人になりたいなぁ～、なんて考えたことがありました。

でも、無理なんだなぁ～、これが。。。

やろうと思ってすることじゃないし、やろうと思って出来ることじゃないんだよね。

まず、そういう器でないことに気が付いた。。。

う～ん。

人は持っている器の中からしか、何かを出すことは出来ないもんね。
それ以上のものは、出て来ないよね。

チンメイさんにはなれないけれど、せめて家族や友達には優しい自分になりたいと思った。

ちょっと考えさせられた日でした。