最高の人生の見つけ方
■ストーリー■ カーター(モーガン・フリーマン)は自動車整備工。3人の子供と妻を何より大切にし、誠実を絵に描いたような男だ。しかし、引退間際になって末期がんに侵されていると知る。エドワード(ジャック・ニコルソン)は億万長者の実業家。ある日裁判所に呼び出され、社会貢献事業を始めなければならなくなり、病院を建設・経営することに。ところが、エドワード自身にがんが見つかり、自分が建てた病院に入院することになる。 末期がんを宣告されたカーターとエドワード。二人部屋で一緒に入院生活を送ることになる。待ち構えていたのは、プライバシー皆無の毎日。しかし、激しい副作用を伴う化学療法をともに受けるうち、運命共同体のような、支えあう友情が芽生える。 そんなある日、化学療法を終えたカーターは「やりたくてもできなかったこと」を、紙にリストアップする。それを見て自分の分を書き足すエドワード。「今やってみようか」と、二人は思いつく。スカイダイビング、スポーツカーレース、アフリカでサファリ旅行、アジア諸国めぐり、ヨーロッパ旅行……家族の心配をよそに、二人して散々遊び狂い、アメリカへ戻ってくる。 エドワードは絶縁した娘を気にかけていた。カーターはひそかに、エドワードが娘に“偶然”会える場を作る。カーターは妻以外の女性と接したことがない。プレイボーイだったエドワードは、ひそかに美しく若い女性に出会う場を作る。しかし、どちらも「余計なおせっかい」と、相手を怒らせて失敗。そしてカーターは「一人きりになっても、リストに挙げたことをやり終えてほしい」とエドワードに言い残し、死んでいく──。