テーマ:感銘を受けた言葉は?(281)
カテゴリ:☆英国びっくり体験記!
近年は日本でも、大晦日に年越しライブなどのようなさまざまなイベントが行われるようになって、楽しく盛り上がりながら新年を迎えるのが定着しつつあるように思います。
これって欧米の影響じゃないかなあ、と思うのですが、イギリスではやはり厳かな雰囲気のクリスマスとは一転して、新年はお祭り騒ぎ。 「メトロ」紙によると、昨年の大晦日には、ロンドンでは50万人以上の人々がパーティに繰り出して、深夜過ぎの地下鉄を利用したとか。 そう。東京と同じく、ロンドン地下鉄でも大晦日には終夜運転を行う上、無料で利用できるので、パーティ帰りの人々にとても重宝されています。 ところが、同紙が報じるところでは、今年の大晦日の光景には大きな異変が起きるかもしれません。 というのも、賃金やリストラ問題などを巡ってロンドン地下鉄の労使交渉が再び決裂しており、組合側がこともあろうに大晦日を狙い撃ちしてストライキを行うことを計画しているそうです。 しかも、労働組合代表のコメントがこれまたすごい。 日本だったら、今回のプロ野球のストライキでもそうだけど、労働組合側の代表者は、 「みなさまには大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。」 みたいなコメントを出しますよね(筆者がやたら日本のニュースに詳しいのには目をつぶっていただきたい)。 ところが、組合代表のボビー・ロウ氏は、同紙のインタビューに答え、以下のように語っていました。 「われわれはいかなる雇用のカットも受け入れられません。合意に達しなければ、大晦日に行動を起こすのみですよ。もちろん、地下鉄は走ることはありませんし、パーティーもみな取り止めですな。はっはっは。」 なんという、挑発的なコメント。 ぜひとも古田選手にも聞かせてみたいところです。 しかも、日本の場合はストライキが予定されていても直前で回避されることが多いですが、恐ろしいことにイギリスでは予定通り決行されるケースが多いです。 ちなみに下の写真は、6月に行われたストライキのときに登場した張り紙。 筆者は年末年始には一時帰国しようと思っていたのだけど、今年はロンドンの大混乱の様子を見るのも面白いかなあ、なんてちょっと心惹かれている物好きさんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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