☆☆倫敦+華盛頓 あれこれ見聞録☆☆

2005/08/29(月)02:48

アメリカの車窓から

◎世界あちこち旅行記!(49)

世界の車窓から。 今日は、ワシントン・ユニオン駅を出発します。 ワシントンからニューヨークまでは、300キロあまりの道程。 週末には多くの人でごった返します。 この区間の移動は「アムトラック」(Amtrak)が大人気。 アムトラックは、アメリカの長距離列車を一手に引き受ける鉄道会社です。 なぜ電車なのに「トラック」というのでしょうか。 JAROに通報したくなります。 出発駅は、ワシントン・ユニオンステーション。 風格に満ちた駅舎は町のランドマークのひとつです。 出発ゲートが並んでいる様子はまるで空港のよう。 出会う人。 別れを惜しむ人。 出発する人。 そこには、さまざまな人間模様があります。 中央には大きな靴磨きのお店が見えます。 この駅の名物のようで、なかなか繁盛しているようです。 車内は飛行機のエコノミークラスのようにちょっと窮屈。 ・・・となりには小錦のようなおっさんが座ってきたので、かなり窮屈です。 「フィラデルフィアへ里帰りするんだ」と陽気に話していました。 その前にダイエットしとけ!ボケ!! ・・・。 車内は清潔感が無く、人が立ったり座ったりするたびに埃が舞います。 ・・・くしゃみが止まりません。 列車は定刻にゆっくりと動き出しました。 近郊の町ボルティモアを過ぎると、いよいよ森が深くなります。 日本や西欧の手入れが行きとどいた農地とは違って、大部分は手付かずの森林地帯。 どこまでも続くかのような鬱蒼とした深い森。 その中に時折、木小屋や湖、廃墟のような工場跡、巨大な川、そのなかにクルーザーがぽつんと浮かぶ様子が、現れては消えてゆきます。 そこには、超大国と言うよりも、「新大陸」という言葉がぴったりくるような、古きよき時代の面影が色濃く残っています。 日本の景色のスケールが「スイカップ」とすれば、アメリカの景色はまさに「アメリカップ」と呼ぶにふさわしい雄大さです。 思わず母国のスイカップに思いをはせずにはいられません。 アメリカップ・・・。 列車は、さらに北を目指します・・・。 提供 FUMITSU

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