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「 昨日のつづき~ I氏の「SGIの日記念提言」「生命の変革 地球平和への道標」
「常に彼に勝(すぐ)れんことを欲(ほっ)し、 人に下(くだ)るに耐えず」という修羅界の住人は、 "足(た)るを知る"安住の地点など縁なき衆生であり、 足場を欠く人間は、不安をまぎらわせるために、 追い立てられるように貨幣愛を求め続けて飽くことを知らぬ。
価値観の多様化がいわれるなか、 実は金銭的価値への一元化が進み、 社会的価値や生活価値はいたるところで浸潤され、 秩序感覚の奥深い次元で、 一種の根腐れ現象が進行しているのではないか。
"時代相"としてのモラル・ハザード(道徳の崩壊)が、 折あるごとに指摘されるゆえんであります。 昨年、「品格」という言葉に流行語大賞が与えられたのも、 品格なき醜悪な時代相への反証、 リアクション(反動)とはいえないでしょうか。
とはいえ、貨幣愛を警戒するといっても、 人間の交換関係の媒体としての貨幣を、 社会から放逐(ほうちく)(おいやること)することの不可能は、 歴史が教えています。
無理矢理抑え込もうすると、手痛いしっぺ返しに合う。 20世紀の社会主義の実験が おしなべて失敗におわったことは、 記憶に新しいところです。
つづく~
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Last updated
February 16, 2007 11:16:18 PM
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