むやみにものを増やさない
ものを集めれば集めるほど、失うことに対する恐怖が芽生えます。集めたものが、本当に必要なのかどうかは関係ありません。「持っている自分」に執着し、「持っていない自分」になることを恐れてしまうのです。持っている限り、恐怖が終わることはありません。多くの時間を欲望でものを集めることに費やし、またそれを失うことを恐れているのです。 ヨグマタ相川圭子著「ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス」よりものがたくさんあることで安心したり、またたくさんあることが人よりも豊かであると勘違いしたり。私自身も昔はそうだったのです。「ない」という感覚が恐れ・不安・心配につながり、結局無駄なものをたくさん買ってしまうのです。今ならそれが無駄だと分かりますが、当時はそれが無駄だと分からなかったのです。「ある」と安心。「ある」と幸せだと思っていたのです。でも今は「あってもなくても」幸せになりました。本当の幸せはものがあるなしにかかわらず、幸せなのです。ヨグマタに出会い、学びを進めていくうちに、いつのまにかものが無くても幸せである自分に気づきました。すでに自分の内側に幸せの素となるものがいっぱい詰まっていたのです。また、ものに執着しなくなったため、自然とまわりが片付き、「シンプルライフ」になっています。形だけ断捨離してものを片付けても、時間がたてばきっと元のもくあみになっていたと思います。まずは心の浄化、執着を手放す修行が先ですね。