キャットフードあれこれ

●キャットフードあれこれ●

ペットフードには色々な種類があり、どんなフードを食べさせるかはオーナーさん次第ですが、私の今までの経験や他に猫と暮らしている人たちの話、獣医さんの話から総合的に判断すると必ずしもお高いフードが良いとは限らないのですが、お安いフードよりも安全ではあるようです。

キャットフードには一般的に大きく分けて一般食、プレミアムフード、ナチュラルフード、処方食に分類できると思います。

日本ではペットフードの原材料について法的な規制がないため、一般食として一番沢山スーパーの棚に陳列されているフードには病死した家畜の肉や環境汚染地域で死んだ魚を材料に使ったりすることが可能です。もちろん、そんなものが混入されているとわかればフード自体を買う人がいなくなってしまうので、メーカーも自主的にあまり問題のある場合は使わないでしょうが、法的には狂牛病で死んだり処分される牛のお肉を使っても、今話題になっている鯉ヘルペスで死んだ鯉を使っても誰からも罰せられる決まりはないのです。（もっとも鯉ヘルペスで死んだ鯉は人間が食べても問題ないそうですから、猫にも安全かもしれませんが例えとしてです。）また、合成保存料や着色料を使用しても原材料欄に表示する義務もありません。CMなどで見るフードがとてもカラフルなのは着色料で色づけされているからです。また食い付きが良くなるように人工的に香料で猫の好む匂いをつけてあるものもあります。

プレミアムフードと呼ばれているフードはアメリカやカナダ、オーストラリアなどペットフードの栄養価に一定の基準を設けている国のフードメーカーが基準をクリアーするように栄養素を満たして作ったものを輸入したり、その製法をライセンス契約して同じように国産で作られたフードのことです。一般食と違って猫に必要な栄養素はきちんとあるフードなので一応、それを適量食べさせていれば栄養の偏りによって栄養失調になることはないとされています。でも原材料までは細かく法的に規制されているわけではないので、極端な話、栄養素を総て満たすためにカルシウムが足りなければ牛骨粉やヒヅメを混ぜたり、繊維質が足りなければ植物油を絞るために使った穀類の絞り滓を混ぜたりされていて栄養素の組成としては問題がなくても、実際には肉食獣である猫が消化して栄養吸収出来ない原料が使われているケースもあります。つまり表示を良く見て買うほうが選ばないと「これじゃ入ってても意味ないじゃん？」という材料が含まれているのです。合成保存料や着色料を使用した場合には表示義務がありますが、使ってはイケナイという規制はされていません。また原材料に牛肉及び牛肉副産物などの表示があるものは角から目玉、内臓やその中の未消化の内容物まで含まれていることを表しています。人間が食用に出来る内臓肉しか使われていなければ、牛肉及び牛内臓肉という表示が可能だからです。

ナチュラルフードは、「それじゃペットに安心して食べさせられる安全なフードがないじゃないの！」という消費者の声で作られるようになったフードです。これにもピンキリありますが、最低限、必要な栄養素を猫がちゃんと消化できる原料を使って含んでいることはもちろん、病死した家畜の肉、汚染地域の魚などは使われていません。品質の良いものはオーガニック野菜を使ったり、オーガニック栽培された野菜や飼料で抗生物質を使わずに育った家畜の人間が食べる部位の肉に限定して使われています。合成保存料や着色料は使用されていないので脱酸素剤を入れあったり真空パックにパッケージングされていますので、開封したらすぐにタッパーウエアなどに移し変えて冷蔵庫に保管しないとカビが生えたり傷んだりします。

お値段的に一般食→プレミアムフード→ナチュラルフードの順にお高くなりますが、ナチュラルフードがお高いといっても、他のキャットフードに比べて割高感はあるでしょうが、人間の食材と比較してお高いわけではないと思います。あまり安全でないフードを長期間与え続けて、猫が結石になったりアレルギー性の皮膚炎になったり腎臓などを患ってしまって後々治療が必要になるよりは安全性の高いフードを与えていたほうが結果的に猫にも人間のお財布にも負担が軽いと思います。

※処方食はアレルギーがあったりFUSになりやすい体質だったり、その猫ちゃんが健康に生活する上で食事制限が必要なケースに獣医さんが処方してくれるフードです。基本的に飼い主が勝手に判断して与えるべきではないと思いますので、きちんと獣医師の診断の元に与えるようにしましょう。

＜ライラック＞	ソリッドゴールド、アズミラキャットフードの専門店。サプリメント類も豊富です。缶詰フードの品質にもこだわりたい方はGO！
		プレミアムフードの中ではこの２種類は猫達の食いつきが良いと思います。

		缶フードも総合栄養食なら安心です。

＜本間ペット医療サービス＞	猫ちゃんによってはいつも処方食を食べなければならない子もいます。フードが残り少なくなった時、診療時間の都合で毎回獣医さんで購入出来ない時もありますよね。そんな時はここで購入出来ます。処方食の種類も豊富で１つのメーカーのフードだけでは飽きてしまった子にもイイかも。ただし、ちゃんと定期的な獣医さんでの診察は受けましょうね。このサイトに行くとそれぞれの症状にあった処方食が各メーカー取り揃えてありますが、ここでは一例として減量用のフードを取り上げてみました。それ以外のフードは←をクリックしてそちらで探して下さいね♪
		最近では１５歳２０歳と長生きする猫ちゃん達が増えています♪ そんなふうにずっと健康でいてもらうためには人間と同じように生活習慣病にならないように日頃から気をつけるのが一番。そしてやはり猫ちゃんでも肥満が生活習慣病を誘発するんですよ。太らせ過ぎてしまった猫ちゃんを効果的に減量させるには肥満猫用の処方食が一番です。一般食で減量させるには極端に量を減らして与える以外ありません。でもそれでは猫ちゃんもお腹が空いて可哀想です。これらのフードはとても低カロリーなので減量中でもちゃんと満腹感を感じられる量を食べさせてあげることができます。これらはドライタイプの減量用フードです。



		こちらはウエットタイプの減量用フードです。家の子カリカリ（ドライフード）だけではとても食べてくれそうにない！というケースにオススメです。

＜The Natural Style for dog& cat＞	ナチュラルバランス、エボルブ、ニュートロ、ロイヤルカナン、ディーンズのフードが購入できます。ドライだけじゃなくて缶詰もあるのが嬉しいです。
		これらのフードを食べさせているとコートの状態が良くなる気がします。これらのフードはナチュラル素材にサプリメント効果のあるハーブなどがトッピングされているスタイルのフードです。




		普通の缶フードに飽きてしまった子にいいと思います。ウサギや鹿のお肉のウエットフードは低脂肪高タンパクで細身猫にぴったり。筋肉質なスタイルにしたい猫ちゃんにもいいと思います。


＜元気くらぶ＞	こちらもナチュラルフードやプレミアムフードの品揃えが豊富なお店。その他のペットグッズの品揃えもたくさんあるので、他に重たい猫砂やかさばるペットシーツなど、一緒に注文しちゃうと便利です。
		当家では毛玉予防に一月のうち１週間はヘアボールコントロール効果のあるフードを食べさせています。ヘアボールコントロールフードが苦手な子にはチューブタイプの毛玉を排出させるサプリメントもいいですよん。ヘアボール対応フードもなるべく品質の良いものを選びたいですよね。


		この３種類のフードは大体同じように当家の猫達に好まれています。


		このフードはシンプル＆ナチュラルが特徴。フードアレルギーのある子でも大丈夫なケースがあります。またカロリーが低目なので肥満が気になる子、お腹の弱い子にもいいと思います。
		このフードは粒が大き目で固いので、フードを丸呑みにしてほとんど噛まないような子でもちゃんと噛んで食べるようになります。
		このフードは粒が小さいので当家の猫達のように顎が細くて噛む力が弱い子でも大丈夫。キツン用のフードからアダルト用のフードに切り替える時に一番切り替えが楽な気がします。
		イノーバのライト。カロリーの取り過ぎが気になる猫ちゃんに。
		プレミアムフードでパウチタイプを出しているのはここだけ。空き缶をゴミ出ししないで済むので便利です。
		総合栄養食の缶フード。
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