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☆じゃんきー☆のあふぉな日々(´ロ`;)ノ

☆じゃんきー☆のあふぉな日々(´ロ`;)ノ

あるブリーダーで生まれた仔犬たちの運命。

あるブリーダーで生まれた仔犬たちの運命






☆Animal Meeting☆

















ぼくの名前は「ゆうた」まだ生まれたばかりの頃からの僕たちきょうだいの生活をご紹介しますね。一緒に生まれたきょうだいの名前は「かれん」「けんた」「ほのか」「しょうた」って言うんだ。

僕たちはブリーダーっていうお仕事をしている人のおうちで生まれたんだ。ここはみんなの街にもある、ペットショップのショーケースの中に並んでいる子犬たちが生まれるところなんだって。

ぼくのお母さんはもうどれくらいの赤ちゃんを産んだんだろう・・・ちゃんとお話をする前にお母さんと離れ離れになっちゃったから聞いたことがないんだけど・・・

お母さんはここへ来てから、ずっと汚れた小さなケージに入れられたままで、お散歩なんてもちろんなくて、ただただ、ペットショップに売るための赤ちゃんを産むためだけに生きているんだ。僕たちが生まれて優しくペロペロしてくれたんだけど、僕たちはそんなお母さんの愛情をもらう前に、お母さんから離されて、きょうだいみんな別々のケージに入れられて、それぞれが違う道を行くことになったんだよ。

ある日、僕は一緒に行く子たちとトラックの荷台に乗せられて連れて行かれちゃったんだ。
小さなケージの中で、どこへ行くのか不安に思いながら過ごした時間・・・とても心細かったんだよ。

そして、ある街のペットショップについて、お店の人たちに「かわいい♪」ってチヤホヤされたよ。ちょっとうれしかったけど、でもやっぱりお母さんに会いたかったな。

それから僕はショーケースっていうところに入れられて、たくさんの人間達が僕のことを見にくるんだ。お店にお客さんがくる時間はまぶしくて眠りにくかったなぁ。。。

いろんな人に抱っこされたり、ナデナデされたりするんだけど、ショーケースの反対側ではお店の人がとっても忙しそうにしてたんだよ。ごはんをもらう時間にお店の人がショーケースのドアを開けてくれたとき、隅っこの方に何匹かの子がいるのが目に入ったんだ。僕より少し大きい子たち・・・あの子達はなんでショーケースじゃなく裏側にいるんだろう?不思議に思ってその子たちに聞いてみたんだ。

「ねぇ、きみたちは何でそんな隅っこの方にいるの?」

すると元気のない声で答えてくれたんだ。

「僕も少し前までは、そこにいたんだよ。でもお迎えしてくれる家族が決まらなくて、大きくなってしまって、売れ残ったって言われてここにいるんだ。」

売れ残ったってどういうことなのかな?優しくしてくれる家族が見つからないとあそこに行くのかな。「ねぇ、じゃあ家族はどうやって見つけるの?」

「ぼくだってわかんないよ。ぼくはどうなるんだろう?」

それから、少し経った頃、そこにいた子たちはみんないなくなってしまったんだ。
明け方におじさんたちにどこかへ連れていかれちゃったんだ。とても心配だよ。

それからも毎日毎日、お客さんの大きな声や、眠ってるのに抱っこされたり、毎日がとってもつらかったんだ。でも何日か経ったある日、抱っこしてくれた人が「この子がいいわ」って言って僕を連れて行ったんだ。僕は今日からこの人たちの家族として迎えてもらったんだって。いっぱい遊んでくれるかな?お散歩にも連れて行ってもらえるのかな?なんだか不安と楽しみが入り混じった気分だな。

そして、ぼくは優しい家族に囲まれて、あたたかいおうちでたくさんの愛情を受けて元気に育ち、幸せな毎日をすごしています。





あたしの名前は「かれん」っていいます。ゆうたのきょうだいです。

あたしもゆうたと同じようにトラックに乗せられて、ペットショップっていうところにいったんだよ。でもね、あたしはゆうたとは違う運命が待っていたんだ。

あたしが行ったペットショップには色んな種類の犬や猫、うさぎやモルモット、ハムスターに鳥さんたちまで、たくさんの種類の子たちがいっぱいいたんだよ。

お客さんも多くて、ショーケースにいる子達が次から次へと新しい家族に迎えにきてもらって新しいおうちに行ったんだ。あたしの家族はどんな人なんだろう?優しい人がいいな。いっぱい遊んでくれる人がいいな。そう思って幾日も幾日もいい子にして待ってたんだよ。

そしたら、とってもカッコイイお兄さんとキレイなお姉さんがあたしを気に入ってくれて連れて帰ってくれたんだよ。あたしとってもうれしかったんだ。毎日毎日お兄さんとお姉さんと一緒に楽しく遊んだんだよ。お散歩にも連れて行ってもらって、抱っこもいっぱいしてくれたんだよ。あたしとっても幸せだった。

でもね、あたしが大きくなった頃、お兄さんもお姉さんもあまりかまってくれなくなっちゃったの。あたしは何も変わってないのに。「ねぇお散歩連れて行って」「ねぇあたしと遊んで」何度も何度も言ったんだけど、全然かまってくれなくなったんだ。

そんなある日、お兄さんとお姉さんがあたしを抱いて車に乗せてくれたんだ。久しぶりにドライブに連れて行ってくれるんだってあたしとってもうれしくなっちゃった。

だけどあたしが連れて行かれたのは「動物愛護センター」っていうところだったんだ。お兄さんとお姉さんはそこのおじさんとお話をして、あたしを置いて行ってしまったの。なんで?どうして?あんなにあたしをかわいがってくれたのにどうして置いていっちゃうの?

そこのおじさんはお兄さんとお姉さんのことをあたしに話した。

「なんか、飽きたなんて信じられないよな。遊びにいくのに邪魔だからってここへ連れて来るなんて、お前も困った飼い主に飼われてたんだな」

そしておじさんに連れて行かれた薄暗いお部屋にはたくさんの犬達がいたんだ。

「はじめまして・・・あの・・・あたし、かれんって言います」

自己紹介すると、近くに座り込んでいたおじいさん犬があたしを見て言ったんだ。

「キミはまだ子どもじゃないか・・・なんでこんなところに来たんだ」

「わかんないんだけど、お兄さんとお姉さんに車で連れてこられて・・・あたしを置いて帰っちゃったの」

「そうかい・・・かわいそうにな・・・ここに連れてこられたどうぶつは、苦しい思いをして殺されてしまうんじゃよ。ワシは年寄りじゃから諦めもつくが、キミのような若い子がここに連れてこられるなんて・・・本当に人間ってヤツは勝手なヤツらじゃな。」

おじいさんのお話を聞いてびっくりしたんだ。ここに連れてこられたどうぶつはガス室っていうところに入れられて苦しみもだえて殺されるんだって・・・あたし何も悪いことしてないのに・・・いい子にしてたのに・・・なんで??怖いよ・・・

そして、毎日お部屋が移動するんだ。そのたびに、殺されている仲間達の聞いたこともない恐怖の声が聞こえる・・・最後のお部屋に移動した時、あたしは最後の時を迎える・・・とても苦しんで死ぬんだって・・・嫌だよ。

何かの間違いだよ。あんなに優しかったお兄さんとお姉さん、きっとあたしを迎えに来てくれるよね。鉄の重いドアが開くたび、迎えに来てくれたんだって思って振り向くんだけど・・・お兄さんとお姉さんじゃない・・・でもその時、入ってきた人たちがあたしのことを抱っこしたの。「この子はまだ若いじゃないですか」そう言ってそこのおじさんと何かお話をしていました。そしてケージに入れられて、そのお部屋から出ることになったの・・・でも・・・
まだおじいさんや仲間の犬達が・・・みんなもここから出してあげて!・・・思いっきり叫んだけど、出してもらったのは結局あたしだけだった・・・

お部屋を出るとき、おじいさんが「かれん、キミは幸せになるチャンスをもらえたんだ。ワシ達の分まで幸せになるんじゃぞ!」それがおじいさんと仲間達を見た最期の瞬間だった。みんな翌日、殺されてしまったんだって・・・おじいさん、みんな、あたしみんなの分まで幸せになってみせるから!!

それからセンターから出たあたしはどうぶつ保護団体の人たちに保護され、譲渡会っていうところで、センターから助けられた他の仲間達と新しい家族に迎えてもらったんだ。

新しい家族になったパパさんとママさんはとっても優しい人で、お兄ちゃんとお姉ちゃんもいたけど、みんなあたしのことをいっぱいかわいがってくれて、毎日お散歩にいったり家族旅行に行くときもいつも車に乗せてってくれて一緒に遊んだんだよ。

とっても楽しかった。でも、今でも車に乗るたびに、あの動物愛護センターに連れて行かれたときのことを思い出してしまいます。

あたしのようにあの場所から助かる子はほとんどいないんだって・・・捨てられた子達はほとんど殺されてしまうんだ。絶対に家族を捨てるなんてことはしないでほしいよ。




僕の名前は「けんた」って言います。きょうだいみんな違った運命を辿りましたが、ぼくは今もホントにつらい思いをしています。

ぼくが連れて行かれたペットショップで、みんなと同じように新しい家族を待っていたんだ。とてもいい子にしてたんだよ。でもなかなか家族が迎えに来てくれなくて・・・僕はショーケースから出されてお店の裏側に大きくなった子たちとケージに入れられてしまったんだ。お店の人が「こいつらもう売れねーな」なんて言ってたんだけど、ぼくたちどうなってしまうんだろう??

ある日の明け方、まだお陽様が登る前に、お店の前に来たトラックに乗せられたんだ。どこに連れて行かれるんだろう?不安の中でトラックに揺られて連れて行かれた場所は・・・ある大きな会社でした。ぼくが会社で何をするんだろう?ぼくは犬だから働けないよ。

陽がのぼって、社員さんたちが出社してきた。社員さんといってもみんな白衣を着ている。
ぼくは身体を固定されて身動きができない状態にされたんだ。体中に何かいろんなコードをつけられて痛いよ。怖いよ。でも全然身動きができないから、叫ぶことしかできないんだ。どれだけの日が過ぎただろう?ぼくは相変わらず身動きができないまま過ごしています。

ここは・・・動物実験の施設なんだって。
ぼくはペットショップで売れ残っちゃったから実験業者に売られたんだ。
こんなつらい思いをするくらいならいっそ死んだほうがましだって思っちゃうよ。

なんで人間ってこんなことをするんだろう?




あたしの名前は「ほのか」みんなトラックでどこか連れて行かれちゃったけど、あたしはずっとお母さんと同じところにいます。でもお母さんとは別のケージに入れられちゃってるからお母さんとは会えないの。お母さんに甘えたいな。

あたしはブリーダーさんの繁殖場でおとなになるまで育てられました。でもケージは汚れてるし、お散歩も連れて行ってもらえないし、ずっとケージの中で暮らしていました。ちょっとおとなになった時から、知らない男の子の犬に会わされて、赤ちゃんを作らされました。あたし、お母さんと同じように何度も何度も仔犬を産むためにここに置かれていたんだ。その時になってはじめてお母さんの苦しみと悲しみがわかりました。

生まれた赤ちゃんにおっぱいをあげるのもそこそこに引き離されてしまいます。

あたしは仔犬を産む機械なんだ。人間の政治家の人が「女性は生む機械」って言って怒られてたけど、あたし達こそ「生む機械」じゃないですか!人間はこんなことをさせておかしいと思わないの?自由もない場所で、何度も何度も生まされて、赤ちゃんを引き離されて・・・あたしはとてもつらいです。悲しいです。あたしが生まれてきたのは機械になるためだったの?





ぼくの名前は「しょうた」って言います。ぼくは生まれつき片手がないんだ。ぼくが生まれた繁殖場では、おかあさんたち女性が何度も何度も赤ちゃんを産むから、ぼくのように五体満足で生まれない奇形児がけっこう多いんだよ。

ぼくはお手手がないだけで、他は全然健康なんだけど、生まれてすぐに死んじゃう子もたくさんいるんだ。こんな不自然な繁殖をしていたらそういう子が生まれてきても当たり前だと思うんだけど、人間はそれがわからないのかな?それともお金儲けをするために、僕たちみたいな子が生まれるのもわかっていてやってるのかな?

ぼくは、ブリーダーさんに「売り物にならねーな」って言われて、しばらくしたら車に乗せられて行ったんだ。行き先は、そう「動物愛護センター」かれんは運よくここから助けられた子だったけど、生まれつき奇形児のぼくは助かる見込みはないんだ。

ぼくは明日・・・殺されます。





ゆうたです。きょうだい達みんなそれぞれの運命をたどっていきました。幸せになった子もいるけど、命を落とした子、生き地獄の中にいる子もいます。

ぼくは運よく、幸せな家族に恵まれて愛情をいっぱいもらって元気に育つことができたけど、ぼくの幸せの影には犠牲になったきょうだいたちや、仲間達が数え切れないくらいいるんです。

みなさん、少し考えてみてください。ぼくたち犬やほかのどうぶつ達もみんな人間の考えで運命を左右されてしまっています。

ペットショップから迎えた子も、飽きたから、病院代がかかるから、子犬を飼うから、引越しをするから、結婚するから、赤ちゃんができたから、旅行に行くから・・・全部自分勝手な理湯で捨てられています。

でも飼い主ってペットショップで勧められて簡単に飼うことができるんです。ぼくたちにもこころがあります!命があります!都合が悪くなったら捨てるという、命を迎えることを安易に考えているような人に売るペットショップにも問題があるんじゃないでしょうか?

そしてペットショップで売れ残った子の末路は・・・殺処分、実験施設への売却、遺棄・・・ペットショップの店員さんですら知らない事実があるんです。

ショーケースに並んでいるかわいい子犬たち、その裏で売れ残った子達はこういう運命をたどるのです。どうぶつをショップに置いておくだけで、食餌代や人件費、光熱費、さまざまな経費がかかるので、育てているだけで経営を圧迫します。そのリスクを回避するためにショップはこのようなことをするのです。

そのようなショップに卸しているブリーダー、いわゆる繁殖業者は一般市民からは見えません。狭い汚れたケージの中に閉じ込められて繁殖を繰り返させられるどうぶつ達のことを考えてみてください。今のペットの流通形態自体がおかしな形を作ってしまっています。

飼い主=消費者はこのような業界に踊らされているというのが現実です。

どうか、どうぶつのお迎えを考えてらっしゃる方は、ぜひ死の淵に立たされている「動物愛護センター」や保護団体にいる子たちの里親になってください。消費者が変わらなければ、不幸などうぶつ達は減ることがありません。

ぼくたちからのお願いです。

どうぶつたちを家族として大事に守り育ててください。

そして死の淵に立たされているどうぶつ達のお迎えを考えてくださる方は、最寄の「動物愛護センター」にお問い合わせください。

またその他にもたくさんの愛護団体で保護されているどうぶつ達がいます。
WEB上でも里親募集を行っているサイトがたくさんありますので、ぜひご覧ください。



☆ Animal Meeting ☆
うさぎ伝道師☆じゃんきー☆



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