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2008.05.31
カテゴリ：わんこ
チビタに何が起きているのか。 正直言ってわからないのです。 あ、今日の日記はとても長いので お時間あるときに読んでくださいね。
まず先日、フィラリアのお薬をもらいに行ったとき フィラリア投薬のための血液検査と同時に 健康血液検査をしてもらいました。
キンタ君はすべて正常範囲内の数値でしたので問題なし。 チビタ姉さんは腎臓の数値が著しく悪いとのことでした。 ＢＵＮの値が、７３。 ＣＲＥクレアチン数値が２．２。 こちらを参考にしてください。←病院でこのコピーをもらいました。
この数字が一過性のものかもしれないので 一週間後にもう一度血液検査をしてみましょう。 その結果によって治療を考えないといけません。 時間的な余裕はありません。
そして１週間後。血液検査。 ＢＵＮが９３、ＣＲＥが２．６。 悪化していました・・・・・・・。
数字的にかなり心配な状況ですので すぐに治療を開始しないといけません。 いつ腎不全になるかわからないので。 尿が出なくなったり、ごはんを食べなくなったり 下痢や嘔吐が出たら非常に危険です。 ただ、腎臓食はまずいので チビタちゃんの場合はますますごはんを食べなくなるかも しれませんね。 何でもいいので食べさせてとにかく体重を増やしてください。 今日からお薬を開始します。
と言われました。 真っ黒けの粒のお薬を一日６錠ずつ。 チビタ姉さんにお薬飲ませるのは大変なんです。 それが６粒も・・・・・。 ごめんね、チビタ、ごめんね。
３～４日目には慣れてきたのか、諦めたのか ごはんの後には「はい、薬のませれば？」て感じで おとなしく飲んでくれるようになりました。 えらいね、チビタ。さすが姉さんだわ。
そして１週間後。 ごはんも食べてるし、薬もちゃんと飲んでいたし とにかく姉さんがピョンピョン跳ねるくらい 元気いっぱいだったので 検査結果は良好のはず、と思っていた。
ＢＵＮ ９７ ＣＲＥ ３．７
有り得えねぇぇぇぇぇぇぇ★ 何故？何故？ ？？？？？？？ハテナマークの嵐でした。
悪化する一方ですね。 薬を増やしましょう。 このお薬は一日最高１２粒まで飲ませてよいことになっています。 今日から朝６粒、夜６粒与えてください。 一週間後にまた血液検査をしましょう。
そう言われました。 もう何がなんだかわからない。 何を信じていいのやら。
その翌日から下痢が始まりました。 それもイカ墨のような真っ黒な・・・ これは薬のせいに決まっている、そう思いました。 そしてすぐに薬をやめました。 下痢と言う症状は、腎臓の状態がますます悪化して 出てきたものかもしれません。 それはなんともいえません。 ただどう考えてもチビタが腎不全を起こしているようには 見えないのです。 とにかく元気です。食べますし、歩きますし。 センセが言っていた「腎不全は突然やってきます」 そうでしょう、そうでしょう。それはわかります。
でもね。 チビタをちゃんと見ていると、とてもそんなふうには見えないの。 １３年以上、姉さんを見てきたからわかる。 何かがおかしい。
私たちはセカンドオピニオンを求めることにしました。 キンタのときに、そしてみどりさんのときにも行った （ゴンちゃんの時には間に合わず行けなかったけど） 最後はここしかないと思っているＧ大学の動物病院。
月曜日朝一番。 血液検査、レントゲン、エコーなど。 確かに血液検査の結果は悪かった。 でもそれ以外まったく悪いところがない。 心音がおかしかったりすることもない。 おそらくキンチョ～して診察を受けているはずだから 普通時よりも心拍もあがるはずなのに むしろ遅いくらいに安定している。 エコーで見ても、腫れもない。 白血球数も正常。 どこもかも正常。血液検査の腎臓の値以外は。
何かある。きっと何かある。 チビタの体内できっと何かが起こっている。 でもそれがわからない。
１週間以内にもう一度きて下さい。
そう言われた。 木曜日再来。 血液検査の結果は相変わらずだ。 でもひとつわかったことがある。 腎臓の数値が悪いのは、腎臓が悪いわけではない。 腎臓以外のどこかが悪くて、ある意味自衛本能で 血流量を調節してしまっているから、らしい。 どこが悪いのだろう。 センセ達もわからないらしい。 とにかく本犬は元気なのである。 でも薬を与えて、下痢を誘発してしまったことで 体重が減り、水分量も減ってしまったので とにかく食べさせて飲ませなさいと。 とりあえず、２５０ｃｃ点滴で水分補給された。 そして、出された薬が血管拡張剤。 血流量を増やすのが目的だ。 市内の病院で出された黒い薬は活性炭でした。 Ｇ大学では在庫としては持っているけれど 服用させることは、まずない、らしい。 でも効果は期待できるかもしれないから 飲ませられるなら飲ませてください、と言われた。
いつも行っている市内の動物病院では 血液検査の数値だけで、腎臓が悪いと 言われた。 大学病院では腎臓以外が悪いと言われた。 それは設備の差かもしれない。 症例数の違いかもしれない。 ただ単に診断の違いかもしれない。 私は何を信じればいい？ セカンドオピニオンを求めなかったらどうしていたろう。
姉さんの体に聞いてみた。 薬を中断してから、調子が良い、と。 血液検査の数字が悪いのは間違いない。 それは何度やっても同じ結果になる。 だけどさ、数値の正常範囲って何？
私は思った。 チビタの腎臓の数値は昔から悪いのだ。 検査をしたことがなかったらわからなかっただけ。 センセの言葉に一喜一憂するのはやめよう。 チビタの心の声を信じよう。 もしこれで突然腎不全が起きたとしても・・・ 最悪のことになったとしても・・・。 今、どこも悪くなさそうなチビタに 薬を無理やり飲ませたり 何度も何度も病院で検査をするのは チビタの体と心を傷めつけるだけ。
ダーが言った。 もしこれで突然逝ってしまうようなことになったとしても それは寿命なのだ、と。 私達は検査結果よりもチビタを信じることにしたのである。 悔やまない。 諦めるわけではない。でも治療はしない。 チビタの生命力を信じるしかないのです。
明日から、ダーとふたり、お出掛けです。 悩みました。出掛けること。 ここのところ、チビタのために 私は東京出張は行きませんでした。 今回はどうする、仕事ではない、休暇のために。 大丈夫。きっと大丈夫。 これだけ元気なんだから、姉さんは。 結局、３泊４日のお休みを頂くことにしました。
帰宅した翌日、Ｇ大学の病院に行くことになっています。 治療をしないなら病院に連れて行く必要もないはずだけど。 一応、予約入れているので。 この前までの２回分の検査結果から 何か原因をみつけてくれているといいなぁと思います。
そんなこんなで、ちょっと後ろ髪引かれる思いですが お出掛けしてきます。
じゃあのっ。
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