さて、11のレベルの解説が終わりました
1.強度(intensities)
2.感覚(sensations)
3.構成(configurations)
4.変化(transitions)
5.事象(events)
6.関係(relationships)
7.範疇(categories)
8.手順(sequences)
9.プログラム(programs)
10.原理(principles)
11.概念(system concept)
グラッサーはこれらを臨床の現場で使いやすいように三つにまとめました
A. 感覚のシステム
B. 知覚のシステム・知識のフィルター
C. 知覚のシステム・価値のフィルター
でしたね
では11のレベルはどのように分かれるのでしょう
強度と感覚はもちろんAですね
構成から関係まではAなのかBなのか検討しましょう
構成知覚の「和音」や「チョコの味」は、それらの知識がなくても音の組み合わせ、複雑な味の組み合わせとして知覚します
それが「和音」であり「チョコ」だという名前で識別するのは範疇知覚で、また別の話ですね
よって構成はAだと思います
変化知覚は変化を感じるのであってこれもAでしょう
事象知覚のテニスのサーブは、その事象を視覚が捉えますからAでしょう
関係知覚の「近い」「より甘い」では、それらの言葉は知らなくても、感覚器官で捉えたものを知覚するわけですね
ただしその関係性が何であるかは末端の感覚器官ではなく、脳内で作り出されるとパワーズは述べています
迷いますが関係知覚もAになろうかと思います
七番目の範疇知覚はおわかりのようにBですね
学習によって範疇を知ります
手順とプログラムも学習によって獲得します
そして原理と概念がCですね
さあどうですか
納得いただけたでしょうか
多少違っていても、カウンセリングには影響はありませんしね