ミラノ大好き

ミラノ市役所にインターネット販売業（小売）の届け出を出しに行ったところ、
受理してもらえず、責任者と話すようにと言われ、
直談判。

ダメ出しの理由が
１） 滞在許可証がまだ“準備中”状態なこと
２） 身分証明書(私の場合、パスポート)にあるサインと、申請書のサインが違う
３） イタリアでの身分証明書「Carta di Identita’」を持っていないこと

責任者もまず、「残念ですけど、これが決まりなので」と
そのまま追い返そうとしてきたので、私も必死に説明。
滞在許可証はできるまで通常1年弱かかること、
それまでは郵便局の半券が効力を持つこと、
現在のステイタスが問題ない状態だと弁護士が説明してくれたこと
を話し、さらに、
「私には何が問題なんだか分りません。
いつものBUROCRATISMO（お役所仕事）にしか思えません。
そんなんだからイタリアの経済はよくならないんです。
私はイタリアの製品を海外に輸出しようとしていて、
この国のために頑張ろうとしているのに、
なんでストップをかけられないといけないのか・・・」
と。

あいたたた・・・。

市の責任者さんも黙り込んでしまい、
別の人に相談してくると言って、30分ほどでしょうか、待たされました。

「前例がないからね・・・。
でも君はBravaだと思うから。
それでね、いいこと思いついたんだ。
Questuraに行って、DichiarazioneをもらってきたらOKだよ」

何も分かってない。
QuesturaはConvocazioneを待てとしか言わない。
門前払いを食うのは分かってる。

それでも「君はBravaにみえるけど、保証がほしいんだ」・・・。

お役所だから、仕方ない。
これ以上、ねばってもどうにもならない。
やっぱり、問題はこのPermesso di Soggionoにあるんだ。

これがないと何も始まらない。
でも取得するのに、いろんな書類を求められ、1年近く待たされ・・・。

ミラノのテロ以来、3か月以内に滞在許可証を発行する仕組みになっただか、
なんかそんなようなことも聞いたけど、
私はちょうどイタリア滞在3か月とちょっと経ったところ。

発行に時間がかかるなら、その間の身分の保証のシステムは
きちんと作ってほしい。

商工会議所でも市役所でも戸籍登録事務所でも、
どこでもいつも聞かれるのが「古い滞在許可証はどこ？」。
新規です、来たばかりなので、まだ出来上がっていません、
と答えると、だいたいNOという答えが返ってくる。

新規でこちらに来て、会社を興してビジネスを始めるのが
そんなに珍しいことなのだろうか。
商工会議所では「私が担当するのは初めて」と言われたけど。

新しいことをやろうとしてるのだから、と
最近ではどこで何を言われても怒る気にはならなくなってきたけど、
それでも最初から中国人扱いされてると分かった時は、
ちょっとやる気がそがれてしまう。
そして、また涙・・・。