2009/08/06(木)01:51
酒井法子失踪記事と松下幸之助とランチェスター@中国漢川市
武漢から車で約3時間半。漢川市に到着。
何でも6級都市ということで、相当な田舎。
到着後、ディーラー経営者のインタビューを始めると、
テーブルの上には、あのノリピーの記事が、、、
中国でも、人気があるらしく、
かなり大きな扱いで、失踪事件の記事が掲載されていました。
その後、しばらくノリピーの話が続きます。
「日本で仕事しづらいなら中国にくればいいのに、、、」とか。
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さて、6級都市の田舎の風景を見ていて、
さすがにこれほどの田舎で販売サービスや展示手法や集客、販促の指導のニーズなんてあるのかな?
と少々疑い気味だったのが正直なところ。
しかし、お会いしてみると、ある意味では上海人よりも洗礼された外見と
知識とにじみ出る品格に驚きました。
聡明とはこういう人なのかな?と。
さらに、、、
今まで、約9年間で中国で15都市で店舗指導を行った中でも
最もきれいでサービスと手入れの行き届いたお店でした。
●毎朝全員で掃除。
●掃除は社長も一緒にやる。
●汚いユニフォームを着てきたら罰金20元。
●ユニフォームは半年後とに作り変える。
●毎週一回の店長会議に遅刻したら罰金。
●もちろん、社長にも適用する。
●2年以上のスタッフは毎年社員旅行に。
●新人には、マンツーマンOJTを一ヶ月間実施。
●業務日誌は全員が書く。
●書かなければ罰金10元。
(記録が大事という方針)
、、、などなど、これまた日本でも徹底できてない店舗が多数あるから、
これらを4年間継続していることに脱帽でした。
さらに凄いのが、失礼ながら「ど田舎」を自覚していて、
徹底的に、古い住宅や農村対策をしていることです。
日本人がイメージする中国の農村=ど貧しい、ばかりですが、
それなりに豊かになりつつあるご家庭もあって、
ADSLも行き届き始めているから、TVやパソコンなどはバンバン売れるらしい。
また、農村地域にあるディーラーに対して
●定期的に「サービスの研修会」を実施してあげている。
農村はTVが入ったばかりで、テレビを見るのが大好きだから、
●3店舗しか持っていないのにも関わらず、徹底的にテレビCMを出している。
また、小学生のうちから店のファンを作るために、
●日食のイベントを開催し、新聞やテレビに取り上げられる。
、、、など、まるでランチェスター戦略を徹底的に勉強されたかのような
地域に根ざした的確なアイデアを出して次々に実践してます。
そして、最も尊敬する経営者は「松下幸之助」とのこと。
こんな田舎育ちでそのまま田舎で店舗展開をしているの若い経営者が、
何度も書籍を熟読してビジネスをしているらしいです。
しかしながら、やはり悩みもあって、
さらに向上するための勉強できるサービスを提供してくれる会社や場所、資料がない、、、ということ。
「そりゃあないでしょう」と素直に思いました。
そして、
「今度、ここで研修を実施してくれませんか?」
「それがダメなら、インターネットで支援サービスを提供してくれませんか?」
と、最後まで貪欲で積極的でした。
帰り道は、また三輪トラックが行きかう田舎道を戻りながら、
何だか蜃気楼でも見たような気がして、、、帰りは爆睡でした(笑)。