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こんにちはー 駆け出しブロガー、らーきいです! 聞いたことのある方ならご存じ通り、この歌を理解するのは超困難です、いくら聞いてもさっぱり意味がワカラヘン、、、。 歌詞の展開は病弱で泣き虫な女の子「セブンティーン」(MVだけみると病弱で泣き虫には見えないですが、、、)とそのセブンティーンにアプローチをかけようする「アンドロイド」が作っていきます。一体この二人(?)関係は何なのでしょうか? そしてMVにも多数登場してワアワア叫んでいるアンドロイドの仲間たちの正体とは? ということでおさらいも含め、まず歌詞をざっと眺めてみましょう! (以下の太文字にあたる部分は出典: 米津玄師/ ゴーゴー幽霊船 からの引用です。) ちょっと病弱なセブンティーン枯れたインクとペンで絵を描いて継いで接いでまたマザーグース夜は何度も泣いてまた明日回る発条のアンドロイド僕の声と頭はがらんどういつも最低な気分さ君に愛されたいと願っていたいずっと病欠のセブンティーン曇らないまま今日を空き缶に空の雷管とペーパーバッグ馬鹿みたいに呼吸を詰め入れたあいも変わらずにアンドロイド君を本当の嘘で騙すんだ僕は幽霊だ 本当さ君の目には見えないだろうけどそんなこんなで歌っては行進する幽霊船だ善いも悪いもいよいよ無い閑静な街を行く電光板の言葉になれそれゆけ幽かな言葉捜せ沿線上の扉壊せ見えない僕を信じてくれ少年兵は声を紡げそこのけ粒子の出口隠せ遠い昔のおまじないがあんまり急に笑うのでちょっと病弱なセブンティーン今日も映画みたいな夢うつつ愛も絶え絶えの景色だそこでどんな夢見てもしょうがない回る発条のアンドロイド汚物 ヤンキー 公害 メランコリー知ってほしいんだ全部そう君の手を引き連れて戻すのさそんなこんなで歌っては目を剥く幽霊船だ前も後ろもいよいよ無いなら全部忘れてワアワアワアワア太陽系の奥へ進め飛び込め一二の三で跨がれ沿線上の扉壊せまんまの言葉信じてくれ扁桃体の奥を使えほれ見ろそんなにせぐりあげて遠い昔のおまじないがたちまちのうちにはびこれば三千年の恨み放て飛べ飛べ皆で拡声器持て沿線上の扉壊せ本当のことさ信じてくれ幽霊船は怒り散らせみてろよ今度は修羅に堕ちて遠い昔のおまじないがあんまりな嘘と知るのさ 出典: 米津玄師/ ゴーゴー幽霊船 この歌詞の解釈はご想像の通り、困難を極めます、、、、 いくら個別の単語を解釈しようとしてみてもどのようにでも解釈が広がってしまい、うまく収束するようなストーリーにならない、とかストーリーさえ思い浮かばない、、、そうなるんじゃないでしょうか。考えてみたんですが、この歌詞の土台となるベースの話があってその経過としてゴーゴー幽霊船の歌詞になっていると思うんです。つまり事の始まりとなる話がなければ読み解けない歌詞なのではないか、、、 "この歌のバックには何かしらのストーリーが必ずある”という前提で考えれば、はちゃめちゃな単語たちをうまくひとつの解釈として成立させていくこともできます。歌詞の中には実には様々なボキャブラリーが展開されていて、そのいくつもが比喩や例えのような表現であり、多くは本筋の意味を推察する上での目くらましにもなっているかと思うのですが、その中でいくつか見逃せない核となるような部分があると思います。見ていきましょう。 1.そう君の手を引き連れて戻すのさ(2番メロ) 引き連れる、のではなく引き連れて戻す。このワードが意味しているところはセブンティーンはかつてアンドロイド達と一緒にいた側の人(人ではないのかも)なわけです。つまりアンドロイドは単純に一目惚れしてアプローチをしているわけではなく何らかの因縁があってセブンティーンに近づいたという解釈が成り立ちそうです。 2.遠い昔のおまじない / 3000年の恨み(サビ) サビに必ず登場する”遠い昔のおまじない”、この歌のキーワードですね。しかしそれが何が具体的には書かれません。ですのでこれが何なのかを想像する必要があります。その解釈には当然上記の”そう君の手を引き連れて戻すのさ”を考慮する必要もありそうです。 また”遠い昔”と関連して”3000年の恨み”があります。つまり3000年の間アンドロイド達には恨みが募るような出来事があったわけです。それがこの”遠い昔のおまじない”と関連していると考えるのは自然です。(もしかしたら3000年とはただの誇張表現かもしれませんが) こうしたポイントを考慮して一例として全体の辻褄があうようにバックストーリーを考えてみました! いかがでしょう?
およそ3000年前のその昔、ある海辺の小さな国が舞台。そこにはある若い男と少女がいた。男は多くの子分たちをかかえる海賊団の親分、そして純朴であった彼は少女に淡い想いを抱いていた。一方少女は美しく、また野心的であり、永遠の命を願っていた。そんなことが叶うはずないと思っていたが、ある日少女はとある古びれた書物を町のはずれの遺跡で発見し、それを見て信じられないようなまじないが封印されている事を見つける。そこには書かれていたのは”これはそなたを幸せにするまじない。もしそなたが望むのであれば永遠の命と不老を授ける、ただしその代償としてそなたは病を避けられぬ体となり、記憶を失い、かつ周りに生きる者たちを巻き込んでずっと生きることができる” 少女は迷った。夢にまでみた永遠を叶える方法がある、しかし自分だけならまだしも周りの者たちを巻き込むとは、、、しかもどのように巻き込むのかは全く書かれていない。 その悩みを相談された海賊の男はそんな少女の気持ちを理解しようとする。「君が望むなら永遠を手に入れたらいい、俺たちはそれでも君が好きだし何があっても守り続けるさ」 そして少女はある晩、ついに好奇心に負けてまじないを開放してしまう あの後一体何が起こったのだろう、少女はどこかへとその体と意識を飛ばされた。飛ばされる前の事は何も覚えていない、もちろんあの笑顔の素敵な海賊や生まれ育った海辺の町のことも、、、 そしていつもどこかのベッドにいた。時間だけは着実に経っていく、しかし鏡にうつる自分の顔は何年経っても変わらない。そのうちにまた別の空間へと飛ばされる、前の空間と生活の事はぼんやりとしか覚えていない。でもはっきりとわかっている事はここは実存する世界のどこかで、確実に時間の経過は刻まれていく。そのうちに一時期を過ごしていたイングランドではマザーグースという伝承が生まれ、編纂され、そして紡がれていった。そんなことを知ってからもうすでにずいぶんと時間が経っている気がする、、、昔、自分の事をいつも見ていてくれた大事な人達がいた気がする、でも一体誰だったんだろう、、、思い出せない。気づけばいつも新しい町、言葉、人々、環境、そして変わらない私の顔と病弱な体。私は一体、、、、? 時はさかのぼってその一方、少女によりまじないが開放された時、海賊の男と子分達は彼女の部屋に駆けつけ目を疑った。「彼女はどこにもいない、、、、消えた!?」 何が起こったのかさっぱり理解できなかった。男は子分達を連れて、あらゆる海から海へと彼女を探しまわった、そう、彼は彼女に恋をしていたとようやく気づいた。彼らは長い時間をかけて古今東西を彷徨い、少女を探し回る。しかし長い冒険の末にも彼女を見つけ出すことはとうとうできなかった。海賊の男と子分はついに彼女の事を諦め自分達の人生を送ることになるかと思った、、、、 しかし、ある晩、彼らの船は巨大な嵐に巻き込まれ海の藻屑へと消えていく。 死んだ、かと思った。いや死んだんだと思う。しかし男と子分たちはいわゆる「あの世」へ行くことはできなかった。その魂は身体を失い、しかしまだ現世にいるのだ。どこへだって行ける、誰にでも会える、自分達にはみんなが見える、でもそこにいる人々には、、、、自分達は見えていないようだ。「なんてことだ、俺たちは幽霊だ」 男とその子分達は気づいた、すべての元凶に、そう、あの解き放たれた封印に。きっと彼女は必ずこの世のどこかもいる。探し出すんだ、そして連れ戻せ、この魂でもって。そして彼女と共にこの元凶を再び封印し、「俺たち」をあるべき場所へ還すんだ。 現世に永遠の命を与えられた病弱な少女「セブンティーン」、その体では現世の人々に何を伝えることもできない海賊の幽霊でありながら、そしてその魂を現世に映し出すための器である「アンドロイド」とその子分達。時を超えて、彼らの少女を廻る次の航海が始まったのだ。 とまあ、こんなストーリー、どうでしょう? 上記は完全に僕の創作ですのでピッタリとピースがはまるかもわかりませんが、ゴーゴー幽霊船の歌詞の様々なところで頭に「?」が付くようなポイントを解消できるストーリーになっていると思います。 僕のバックストーリーはただの例えであって、アンドロイドの正体は海賊ではなく、宇宙のどこかで彼女とかつて暮らしていた生命体かもしれませんし、おまじないの正体とは不老不死でなく”生まれ変わってしまう呪文”かもれません。なんでも成立してしま いますので無数にストーリーは描けると思います。僕は必ず米津さんの頭の中にはそのオリジナルバージョンがあると考えています。 いずれにせよこのゴーゴー幽霊船はいろんな角度でもう様々な解釈ができる歌だと思います。僕も他の歌詞解釈をされている方々のブログを読みましたが、これは決まった解釈があるわけではなく聞いている人が勝手に考えてもらえれば結構、という米津さんの意図を感じます(ホントかどうかはわかりませんよ)。ですのでもうリスナーが勝手に想像したらいいなあ、と思うんです。この記事が誰かのインスピレーションになってくれたらブログ主としてもうれしいですね! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.21 22:06:08
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