テーマ:詩(901)
カテゴリ:表沙汰
風もふかないのに 眼球のガラスがひび割れて 君は水のなかで溺れるのが相変わらず好きだ 誰かに救われるその瞬間が好きだ 君の僕の臓器は 血管までびっしり ガラスの液体でいっぱい 大量破壊兵器の部屋のなかは ひとりぼっちだから、とても暑い じゃまだから切っちゃったのは それはだれかの毛細血管で 翌朝、光を持て余して 闇がくるまで動けなくて 小枝から先が折れて つま先立ちで背骨が折れて 君の僕の臓器は 血管までびっしり ガラスの溶岩でいっぱい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.19 22:02:33
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