カテゴリ:表沙汰
なんとなく最近の絵というものは、ひと昔前がRGBであるのに対して、CMYK的だなあ、と思う事が有る。そもそもCMYKの契機とは何だろうと思って、まず真っ先に思い浮かんだのは新海誠だった。なんにせよ、2003年くらいから、影をシアンやマゼンダで塗るという表現がイラストやアニメでもたまに見られるような気がする。美術史的な言い方になってしまうのがあれだが、結局そういう色塗りの傾向は媒体(ソフトウェア)の方向性によって決まるものだ。 実際に、自分もCMYKスライダを使っていた。ある種のコントラストが強い色彩だからだ。それがその前の時代の、RGB的色彩に対して新しいものに感じるのだろう。 また、恐らく流行というものは、前の流行のカウンターである事が多い。新しいを巡っていると、最も古いモノにたどり着くのはよくある事である。退廃と強烈、複雑と単純などは、それぞれ別の動きで循環する。万物の流転である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.11.04 17:04:28
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